君がいるだけで 2-18 ページ18
一数時間後
龍友「次何がいい？」
A「生レモンサワーで」
龍友「当たり前のように(笑)ほんま根っからのLDHスタッフやな」
A「根っからの…ですか？」
龍友「ん？うん、どうかした？」
A「………」
龍友「Aちゃん？」
A「LDHは…」
龍友「？」
A「私の全てなんです」
龍友「………」
A「学生の頃からテレビに関わる仕事につきたくて…無事にLDHに所属することができて…この3年間はEXILEさんの為に全てを捧げてきたつもりです」
龍友「…Aちゃん、少し飲み過ぎた？」
A「…たくさんの人に支えられてここまでやってこれました…それなのに」
龍友「…ちょっと待っててな、今水お願いするわ」
A「(首を横に振る)」
龍友「少し休憩いれよ」
A「…自分が情けなくて…」
龍友「………」
A「………」
龍友「Aちゃん、とりあえず一旦落ち着こか」
A「………」
龍友「それからゆっくり話そう」
そう言って店員さんを呼ぶ龍友
店員「失礼致します」
龍友「あ、お冷やと…後ホットウーロン下さい」
店員「かしこまりました、少々お待ちください」
A「………」
そんな龍友をじっと見つめるA
龍友「(微笑む)不満そうやな」
A「………」
龍友「…やっぱさ、落ち着いて目見て話さんと…本当のとこの気持ちわからなくない？」
A「本当のとこの気持ち…ですか？」
龍友「(頷く)酒の勢いでぶちまけても結局はモヤモヤなままじゃない？話しながらちゃんと自分の気持ちとも向き合って納得しないと」
A「………」
龍友「違う？」
A「…(首を横に振る)違わないです」
龍友「でしょ？何時間かかってもいいから、ゆっくり話して？」
店員「失礼致します、ご注文のお飲み物お持ちいたしました」
龍友「ありがとうございます」
店員「ごゆっくりどうぞ」
龍友「はい」
そう言って心の前に飲み物を置く
龍友「どうぞ」
A「………」
ゆっくり温かいウーロン茶に口をつける
A「(一息つく)」
龍友「(微笑む)なんか甘い物でも食べる？」
そう言ってタブレットに触れる龍友
龍友「俺はもう少し肉食おうかな」
A「……数原さん」
龍友「ん？」
A「………」
龍友「…どうした？」
A「私、」
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作者名：mimi | 作成日時：2021年2月4日 2時
