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君がいるだけで 2-11 ページ11
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玲於「………」
A「………」
玲於「A」
A「？」
急に名前を呼ばれて顔をあげる
玲於「………」
A「…佐野さん？」
玲於「………」
A「？」
玲於「……マジで自分がわかんね…」
A「え？」
玲於「…(ため息)」
頭をかきむしる玲於
A「…？」
玲於「………」
Aを見つめ、近づき
キスをする玲於
A「！？」
玲於「………」
A「…あの…」
玲於「………」
もう一度キスをしようとAの肩を掴む
A「待って下さい！」
玲於「なに？嫌？」
A「嫌とか…そんな話しじゃなくて…」
玲於「ならいいじゃん」
A「もし誰かに見られてたら」
玲於「………」
無言のまま、Aの手を引き
男子トイレに入って行こうとする玲於
A「待って下さい！」
玲於「場所を考えろって言ったのはそっちでしょ」
A「…自分の立場を考えて下さい！」
玲於「………」
涙を流すAを前に掴んでいた手が緩む
玲於「…マジでうざ」
A「………っ…失礼します…」
そのまま逃げるように走り去っていくA
玲於「(ため息)…だったら俺の気持ちはどうすればいいんだよ…」
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作者名：mimi | 作成日時：2021年2月4日 2時
