彼らの可愛い子猫ちゃん【パラライ】

【第9話】 ページ10

四季side

とても優しい人

オーナーと同じような何かを感じる

優しく笑顔で返されたあの顔を思い出すと

ドキドキする…。何でだろう

も、もしかして…！？


『四季さん』

四「はいっ！？」

『大丈夫ですか？』

四「だ…大丈夫です…」


匋「礼したいが為にわざわざ来るとはな…昼間だから良かったものを夜に来るのはやめとけよ」

『は、はい』

匋「お前みたいな女は狙われやすいからな」

『以後気をつけます…』

リ「うまーい！！これ、何のお菓子ー？」

『クッキーです。焼いてきました』

リ「Aって、料理出来るんだー！」

『いつもやってます』

凄いな…クッキーを焼けるなんて

どれも美味しそう

『四季さんもどうぞ』

四「…1枚貰います」

甘い味が口の中に広がる

四「とても美味しいです」

『本当ですか、良かった…お口にあって』

安心する顔も素敵だな…あ、また僕は


匋「俺も貰うぞ…ってお前」

リ「美味しかったよー！」

匋「感想を聞いてねぇよ、お前、全部食いやがったな…」

リ「食べかも、いや、食べてないかもー？どっちだけ？わかんなーいや、アハハッ」

匋「笑い事じゃねぇ」


本当だ…全部無くなってる

『あ…また今度作ってきますので』

リ「ホントにー？」

『はい』

匋「お前が全部食わなければ良いだけだったのにな。悪いな」

『いえ、美味しいと言って貰えただけ嬉しかったです』

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