彼らの可愛い子猫ちゃん【パラライ】

【第8話】 ページ9

Aside

昨日助けてくれたあの人

誰だろう、名前聞いておけばよかったかも

助けてくれたお礼したかったな･･･。

『また、あの場所を通れば会えるかな』

そう思って昨日の場所へ

会えるかどうかは分からない

ほんの少しの可能性をかけて

『…』

昨日の現場の場所に来たけど人気が無さそう

それもそうだよね…昨日は夜だったから

昼間からやっているバーなんてないよね

帰ろうかな

そう思って1歩踏み出した途端

視界がガラリと変わった

これは･･･逆さま状態になっている！？


『え…何これ！？』

訳が分からなく一人ジタバタと悶えていると

？「アハハッー！！みてみて！昨日、リュウ君が仕掛けた罠に女の子が掛かってる〜！」

？「え？な、何しているんですか…」

？「おもしろーい！！」

あの人か！なんて言うところに罠をしかけてるのさ

？「だ、大丈夫ですか？今、助けます」

『お、お願いします…』


優しい男の人に罠を解いてもらった

？「お怪我は…ありませんか？」

『大丈夫です…ありがとうございます』

？「あーっ！！昨日の子だー！」

『え？私、貴方にお会いしましたっけ？』

会ったのは確か、あの人だけのはずだよ

それとも、忘れているだけ？

？「リュウ君覚えてるー！」

『リュウ君…？』

？「そうそう！リュウ君の名前！」

？「あ…僕は闇堂 四季です」

『私は麗岾 Aです』

リ「後で教えてあげよーんと」

『？？』

この、リュウ君っていう人は随分とテンションが高いし逆に四季さんは大人しい

？「昼間から何騒いでんだ」

『あ…！』

？「お前は昨日の」

『初めまして！私、麗岾 Aです！昨日助けてくださったお礼をしたくて』

？「お礼だ？そんなの要らねぇよ」

『でも…』

リ「何それー？食べ物ー？」

『え、あ、はい。お礼の品です』

リ「いいの〜？ありがとうー！食べようっと」

？「外で食うな。中で食べろ…お前も中に入ってこい」

『は、はい！』

四「あ…足元気を付けてくださいね」

『ありがとうございます(ﾆｺｯ)』

四「ｯ…は、はい…」

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