アイドルは猫である２

ギターでしやがれ ページ34

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S「…｜ω･`)」


「猫来！どうした？仲間じゃないか！」



セットの教壇の下に潜り込んだまま、本日のゲストを見つめる猫来翔。

僅かに残る野生の本能が彼をひときわ敏感にさせている…ただそれを他人はビビりとも言う。




M(翔〜紅白でご一緒したでしょ？)

A(大丈夫だよ〜食べないよ〜)

O(翔君、お仕事だよ)



N「すみません。猫見知りで。徐々に慣れますから」

「そうかぁ。ま、そこが猫は可愛いけどな」



実は猫好き。『僕の猫』など作曲ありな兄貴は目を細めつつ番組をすすめる←実は真面目




「よし、猫来。お前を呼んでるギターの方へ行ってみろ。」

S「ニャッ！(｀･ω･´)」



トテトテ…キョロキョロ。



N(あ〜翔ちゃんお宝ギター倒さないでよ〜)

O(つうか翔君用のギターって)

M(うん。あれ一本だけなんだけど)



S「ニャ…ニャ…」



((((何を迷ってんだあの猫…))))



スタジオ中が同じ事を考えた瞬間、



S「ミー(≧∀≦)」←やる気まんまん。みんなが迷ってたので真似してみただけ


「ヨシッ！今日は頑張ろうな！」


猫来がウクレレより小さな専用ギターを手に取ると兄貴はニコニコ笑顔。




さっそく、兄貴直々に基本の３コードをレクチャーしてもらう。



「智〜！ギターを弾くんだから爪を切ってこな
いと！」

S「ミッ(￣＾￣)」←そーだそーだ！

O「翔君、そんな事言ってギター出来んの」




S「ニャ(￣＾￣)」


おもむろに小さなギターを抱えると



ジャカジャーン♪



S「ニャ〜♪ニャ〜♪」


華麗なギタープレイを披露する猫来。


「お、やる気出てきたな。猫来！」




「俺たち〜♪な・か・ま♪」

S「ニャニャニャ〜♪ニャ・ニャ・ニャ♪」




N(なんすかあの夢のコラボ)

O(翔君、猫なのにスゴいね〜)

M(猫来翔だぞ。昔バンドやってたから)

A(また今日も俺ら翔ちゃんにカメラ持っていかれたね…)




「俺たち〜♪な・か・ま♪」

S「ニャニャニャ〜♪ニャ・ニャ・ニャ♪」





猫来翔。


伝説のバンド、ゼウスの元メンバー。


今日もスタジオに嵐を巻き起こしました。



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