酒言葉3 青×桃

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桃side


「わっ！す、STAR…？//」


ホテルの部屋に入るなり、ベッドに押し倒され


青「我慢の限界やねん」

「そ、そんなに…？//」

青「そんなに。やって俺ら、両想いやねんで？」


STARの手が俺の頬を優しく撫でる


身体を重ねるなんて初めてやない


でも今までは、お互い片想いやと思いながらしてきた行為


それが両想いと分かりながらする行為に変わる


ほんまに、愛し合ってそれができる嬉しさ


そして、それに対する楽しみは俺にもある


だから我慢の限界って気持ちはわからなくないんやけど


「なぁ、1つ聞いてもええ？」

青「なに？」

「仮面…着けたままするん…？」


やっと、両想いやって


俺らの想いは繋がってるんやって


それを知れたのに仮面を着けたままやなんて…


それじゃあ、今までと変わらんやん


STARの顔をちゃんと見て、愛したいし


俺の顔をちゃんと見て、愛されたい


青「俺ら両想いやし、仮面なんていらんな」


俺の気持ちを汲み取ってくれたSTARは仮面に手をかける


だけど、その手に自分の手を重ねて


「…俺が取りたい」

青「え？」

「STARの仮面。俺が外したい」

青「ふふっ、ええよ」

「ほんまに？」

青「おん。その代わり、BBの仮面は俺が取ってええやんな？」


そう言って俺の仮面に触れるSTAR


ダメなんて選択肢あるわけないやん


俺はそっと首を縦に振って


「せーの、で外そうや」

青「わかった」

「いくで？せーの…」


俺の合図でお互いの仮面を外す


「っ…やっぱり…」


そこには昨日会ったばかりの藤井さんの顔が


わかってはいたけど、やっぱり藤井さんがSTARやったんや


「ほんま、イケメンやな」

青「BBはかわええ顔してる」

「へっ…//」

青「目と口元だけでもかわええ思ってたのに、昨日会って…というか、BBが小瀧さんって気づいた時から余計にそう思うようなってた」


こんなにどストレートで可愛いなんて言われると思わんかった


というか、STARは俺が取引相手って気づいてたん…？

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