［声優］You are the most important3！［下野紘］

voice103 ページ5

香｢Aちゃん、元気？｣

打ち合わせのため、私が椅子に座って待っていると、今来たであろう、香菜ちゃんがニコニコの笑顔で立っていた。

貴｢香菜ちゃん！元気だったよ！久しぶり！｣

香｢相変わらず、元気だね。
そうだ、下野さんとはどうなの？｣

貴｢え｣

香｢好きなんでしょ？｣

貴｢私、話した！？｣

必死に記憶をさかのぼる。思い出せない。

香｢わかんない。でも、いろんな人から聞くよ｣

なんで･･･。達央さんとか面白がって言いふらしてそう･･･。
勝手に人を疑うのは良くないことだけど･･･。

香｢それから･･･梶くん･･･。
やっぱり、Aちゃんのこと好きなんだよね？｣

香菜ちゃんは、少し切なそうな顔。

貴｢え･･･こ、告白は･･･された。｣

香｢Aちゃん、なんて答えたの？｣

貴｢･･･私は、下野さんが好きだからごめん･･･って。｣

私の言葉を聞いたら、香菜ちゃんがフッと息を吐いた。

貴｢あ、あのさ･･･
もしかして･･･香菜ちゃん･･･梶くん事･･･｣

私が、恐る恐る聞くと香菜ちゃんは、顔を真っ赤にさせた。

香｢な、違う･･･！くない･･･っていうか･･･
その･･･｣

か、可愛い･･･。

貴｢そっか･･･。
安心して、私下野さんが好き。
だから･･･！お互い頑張ろう！｣

香｢うん、ありがとう！｣

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