［声優］You are the most important3！［下野紘］

voice134 ページ36

達「せっかくですし･･･。今回のアニメ放送は基本的Aのキャラの日和の恋愛が中心でしたし･･･。
ここで、全員の初恋の思い出話をしません？」

達央さんが、楽しそうに口を開いた。
初恋･･･。私は隣に座る下野さんを見る。
下野さんは、いいな！それ！と達央さんに賛成してる！

貴「･･･！」

下野さんを見ていたら、結衣子さんと目があった。
さっきのこともあるから、とても気まずい･･･。

梶「俺、下野さんの聞きたいです。」

下「え、俺･･･！？別にいいけど･･･。」

達「じゃ、初恋の人の名前は？」

あ･･･気になる･･･。俯いていた顔をあげた。

下「･･･あや。うちの姉ちゃんと同じ名前」

あや･･･さん･･･か。
可愛らしい名前だな･･･。

梶 「じゃぁさ、今好きな人はいる？いるよね？」

梶くんは、顔を拒ませる下野さんに笑顔で言った。

達「それは、どんな人かな〜？
ちょっと･･･身長は？」

下「俺より10センチか、15cmか･･･その位小さい子だけど･･･。」

梶「じゃぁ、その人のいいところは？」

下「梶くん、俺にどこまで言わせるつもり？
その人は･･･明るくて優しくて一緒にいて楽しい。」

下野さんの好きな人･･･。応援すると決めたんだよね。役目は果たさないといけない。

貴「下野さん、頑張ってくださいね！
私は、一生懸命応援します！」

下「･･･うん、Aちゃんもね。」

前を向き、少し悲しくなる。

久「Aさん･･･」

貴「私、トイレ行ってくる。」

心配そうにする美咲ちゃんに笑顔を見せて席を立つ。

久 「私も一緒に行きます！」

隣に並んで歩いてくれる美咲ちゃん。

貴「はぁぁぁ･･･」

久 「Aさん、無理してないですか？
さっきも梶さんに何か言っていましたよね？」

美咲ちゃんは、私の手を握りじっと目を見つめた。

久 「無理しないでください。自分の考え口に出して！下野さんに思い伝えてください！」

貴「美咲ちゃん･･･。ありがとう･･･」

とてもいい、後輩を持ったと思います･･･。
すっと心が軽くなった気がした

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