［声優］You are the most important3！［下野紘］

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貴「ぁ･･･」

窓から入る光は眩しい。昨日の夜の雨はすっかり止んで快晴です。

下「おはよう、起きたか！飯あるよ！」

下野さんは、キッチンからメロンを運んできた。机においておいで！と手招きをした。

貴「か、顔を洗ってきます」

夜入り浸り、朝ご飯まで用意してもらう。
なんて迷惑なやつだ･･･。

ハァ･･･と溜息をつく。

顔を水で濡らし、リビングに戻る。

下「まだ酔いぬけてないの？二日酔いかな？」

下野さんは茶化すように聞いてきた。

貴「違いますよ！朝ご飯まで用意してもらっちゃってすいません･･･」

下「いやいや。気にするなよ〜！
それより、メロン食べれる？」

貴「はい！大好きですよ！
果物基本的なんでも食べれます！」

昔っから果物だけはたくさん食べている。
特にいちごとメロンが大好きだった。

下「よかったー！じゃぁ。このメロンいつでもとっていいから！」

貴「ありがとうございます！」

私は、朝ごはんのトーストに手を伸ばす。
すると、下野さんがあ！と声を出した。

下「Aちゃん、今日の予定は？仕事ある？」

貴「朝、事務所に呼ばれてます。
午後から収録があるから10時頃に着くようにします！」

下「あ、事務所呼ばれてるの一緒か･･･
一緒に行こうよ」

下野さんからのお誘い･･･！

貴「はい！あ、服、ありがとうございます！」

昨日の服。洗って干してくれている。

下「いくら洗っててもやだよね･･･
あとで、持ってくるから待っててね」

貴 「は、はい」

なんか良く分からない･･･。

貴「メロン美味しい！！」

下「よかった！嬉しそうな顔見れて嬉しいね」

下野さんは、嬉しそうに笑った。

貴「･･･！！」

でも、言葉に私はドキドキしてしまう。
紳士様みたい･･･

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