［声優］You are the most important3！［下野紘］

voice115〜梶裕貴〜 ページ17

今日は、おかしい。
下野さんの様子がおかしい。

あれから後日･･･。俺と下野さんとの二人でのラジオ収録。

梶 「下野さん、大丈夫？悩み？」

下「･･･梶くん。Aちゃんのこと好き？」

梶「なんでそんなことを？」

下野さんの質問にびっくりした。
なんで、急にそんなこと聞いてきたんだろう。

下「二人仲いいし･･･Aちゃん梶くんの事好きそうだし･･･」

梶「それ、ほんとにあいつが俺のこと好きだったらどうするんですか。
俺、あいつにふられてますから。」

俺が淡々と言うと下野さんは驚いたように顔をあげた。
そりゃ･･･驚くよな･･･。

梶「この前告白したんだけど･･･。
べつに、好きな人がいるから。ってさ。」

下「ご、ごめん」

梶「大丈夫ですよ！
で？まだあるでしょ？」

下野さんは、目を泳がせる。
多分、Aの事だと思うな。

でも、言ってくれるな？
普段から、優しくて、明るい下野さんだけど。

自分の思いや、悩みは一人で抱え込みそう。

梶「･･･Aってさ･･･
あいつ、ただ明るくて子供っぽいと思ってたら、色々考えてるし･･･。
割と大人びてるところもあるんだよね。」

下「･･･？」

梶 「だからさ、俺。そんなあいつに惹かれたれたんだと思う。
下野さんは？もう一回聞くけどAをどう思ってるの？」

下野さんは、一瞬ためらったけど･･･
すぐに口を開いた。

下「俺･･･好きなんだろうな･･･。」

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