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『あ、や、なんの事かなぁー、
僕全然知らないなぁ』

「わぁ〜、可愛い〜
バレバレですよぉー」

いきなり撫でてくる女。
なんだ新入りのくせに。
もっと敬意を払え敬意を。

そしてなんだそこのじじい、
腹抱えて笑うな、いくら面白い絵面だから
ってな笑うことは無いよね?

「こりゃあ傑作だ、笑いが止まらねぇ」

『死ね阿伏兎地獄巡りさせっぞ』

阿伏兎は少し手を上に上げながら私の方を見て
揶揄うように言う。

「ま、女の子同士で恋バナでもイチャイチャ
しとけ」

面倒くさそうに去ってく阿伏兎に大声で

『神威減給って言ってたぞ、
隠し事した罰だって』

驚いた阿伏兎が急ブレーキをかけた瞬間
奥のドアから笑顔の神威が顔を出した。

その瞬間私もドアを閉めて綺麗に被さるように
少女に話しかける。

『桜ちゃん、今のは気にしなくていいよ〜』

桜ちゃんは私の言葉に被せるよう話す。

「気にしてないです〜、
それよりも神威さんとAさんの関係
が気になるなぁ?」

『ん?ただの上司と部下だけど』

「へ〜!
そうなんですか!じゃあ私を応援してくれる
んですね?嬉しい〜」

『おいこら少し待て。
応援してやってもいいけど、仕事に影響出す
なよ、こっちの減給と命に関わる。』

「えぇー、ケチですね。
減給より困るのは女ってことバラされる事
ですよね?」

なんでそんなこと分かるんだ、という顔を
していると、

「阿伏兎さんに聞いちゃったんですよね。
Aさん戦闘部隊は女人禁制にしている
にも関わらず、戦うため性別を隠してる
って。それ、バラされたら殺されますよ?」

『何がしたいの、それで、』

有無を言わさぬ雰囲気に一瞬でも流された私が馬鹿だった。

「だから邪魔をしないでください。
私、見込まれるだけあって力量はあるんです」

「次のエースは私だっていわれてて、
副団長も夢じゃないって」

とぎれとぎれに聞こえるその言葉はいちいち
私を煽る言葉だ。

イラつきながら

『はいそうですか
別に私あなたの邪魔するような女じゃないし
ここで戦いだけできれば幸せなんで』

と、自分の部屋から飛び出す



やべえよあの女自意識過剰も過ぎるわ

後から絶対なんかしてくるぞ
まだ死にたくないわ

大体夜兎じゃないお前が体力と能力の戦いに
私を倒せるとでも?
女だからってなめんなよ、こちとらここで
8年やってんだ。

思わずふ、と笑い上を見ると
馬鹿がいた。


『あっ』

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アイリス(プロフ) - 続き待ってます! (2021年8月20日 21時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 真由さん» うぁぁ、ありがとうございます!他の表現で書こうとして諦めてそのままだった覚えがあります。気づいて報告して下さるなんてとても心優しい方ですね、違和感感じさせてしまいすみません! (2019年4月26日 21時) (レス) id: ffd4c8541f (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。8話め 頭抱えて笑うじゃなくて腹を抱えて笑うじゃないでしょうか? (2019年4月26日 20時) (レス) id: 4fa1d4dcbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さや | 作成日時:2018年11月26日 0時

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