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戦いが終わったあと、その国は私たちに
抗えなくなる。
国ごと潰されようが、星ごと潰されようが、
反発など出来やしない。

全てに絶望した国民達に私達はしてやること
など無い。

実際、星潰しにあう国はそれ相応の問題を
引き起こしてきた国なのだ。

我々ができることは春雨の指示に従い、
潰すものを潰す。

私達はどこまで善良な人を演じても、
結局は人殺しだ。

「ねぇ、お姉ちゃん。
さっきはありがとう」

私の服の袖を掴んで話す少女。

『あぁ、さっきの』

無事でよかった、と告げる瞬間、

「うちの娘をお助け下さり
ありがとうございました」

後ろから松葉杖の人が現れた。

『いえ、私もお子さんの目の前で
人を殺しました。
相当なトラウマを植え付けたはずです』

ああ、この人は生きていたのか。
神威は見逃したのか、はたまた
隠れていたのか、

「いえ、あ奴らは私たちの敵です。」

『へ?』

「数年前、あのタコ共が我々の星に
攻めてきました。その際に、我々
王族達は散り散りに、男共はタコ共の故郷で
働いております。ここに生き残ったものは
これからその星に向けて旅立つ予定です。」

この人たち王族だったのか、
道理で立ち振る舞いが優雅な訳だ。

彼らは船に乗って去っていく。

一息入れる暇もなく、団長は話し始める。

「こっから地球まで何分?」

「45分です」

「んじゃご飯は地球にしよっか」

『地球ですか!?』









一言で言えば最悪。
これ以外言うことなんてない。

横には阿伏兎。
横には桜ちゃん。

最初は仲良く3人で歩いていたのだが、
神威と私の間に割り込んできたのが桜ちゃん。

私が傘を忘れてしまったために、
無理やり阿伏兎の傘に入っている。

それにしても暑い暑い暑い、、、

「だんちょ〜、この後商談が入ってますよ
っと」

提督の言っていた鳳仙の暗殺か。

商談と称した夜兎同士の戦い。
どうせ私は

「じゃあA今日もよろしくね」

『団長扱いが悪いっすよ』

「しょうがねぇだろ、団長が女やる訳に
いかねぇんだから」

『クソ死ねアホ毛』

「なんか言った?
死なせてくれにしか聞こえなかったんだけど」

『言ってません、阿伏兎が言いました』

「なんで俺なんだよ、
俺じゃねぇよ」

いつもの茶屋まで送って貰ったあと、
着替え外に出ようとする。

『あっ傘忘れたわ』

傘がないことに気づき、呆然としていると
私の顔を覗き込む少女がいた。

「何してるアルか?」

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アイリス(プロフ) - 続き待ってます! (2021年8月20日 21時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 真由さん» うぁぁ、ありがとうございます!他の表現で書こうとして諦めてそのままだった覚えがあります。気づいて報告して下さるなんてとても心優しい方ですね、違和感感じさせてしまいすみません! (2019年4月26日 21時) (レス) id: ffd4c8541f (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。8話め 頭抱えて笑うじゃなくて腹を抱えて笑うじゃないでしょうか? (2019年4月26日 20時) (レス) id: 4fa1d4dcbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さや | 作成日時:2018年11月26日 0時

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