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カミュ.*・゚愛故のとまとじゅーす ページ5

「まぁまぁ、落ち着いて聞いてくれたまえよ!」



「落ち着いて聞いてられるわけねーだろ!!!!」



「ひぐぅ!?」



カミュは私の両肩を力任せに掴み、鬼の形相で私を睨んでいる。



「てめーのせいでな!俺は!恥ずかしい思いをしたんだよ!!」



カミュが勝手に勘違いしただけのくせに…っ!
私は断じて悪くない、こいつが悪いっ。



「お前今俺が悪いって思っただろ」



「ん?まぁ…うん!思ったよ」



「たしかに早とちりした俺が悪い。だけど俺はその恥ずかしさをお前にぶつける」



「はぁ!?そんなのただの八つ当たりだろ!」



わーわーぎゃーぎゃー。
私達はみんなが見ている中で喧嘩している。



「こらこら、カミュちゃんのAへの愛はわかったからちょっと静かに……」



「あぁん!!?こんな奴好きじゃねぇよ!」



今度は私の頭を挟んでシルビアとカミュの口論が始まった。カミュはあの事件以来顔が真っ赤だ。

…え?さっき私達の間で何があったかって?

それはね、遡ること10分前の話……








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「やあA!トマトジュース作ったんだけど飲む?」



「あわぁ!!?……ね、イレブン。扉は突き破るものじゃなくて、ノックするものなんだよ」



少しおっとりした彼は、仮にもロトゼタシアの勇者様。仮にもって言うのは、民家に入ってツボを割りまくったりタンスを開けてステテコパンツを勝手に持ってきたりしているんだよ。

…いや、よく考えてみよう?
そのステテコパンツ誰のだよ?



「あはは!…で、試飲してほしいなと思ってね」



「もちろんさ!」



私はイレブンから手渡されたグラスを受け取り、そっと口をつけた。この子の作るものなんだからきっと美味しいに違いないだろうと思い、期待して一気に半分くらい飲ん………



「きさまぁ…なにを…入れた……」



「トマトだけど?あっそういえば近くに置いてあった赤い粉も入れておいたよ!タバスコって言う体にいい粉末なんだって!」



「ぅ…ま……」



「ん、美味しい?飲んでくれてありがとう!!今からベロニカとセーニャに渡してくるからじゃあね!」



違う。"ぅ…ま……まずぃ…"って言おうとして、丁度"うまい"って聞こえる位置で君が早とちりしただけだ。

でも、体に良かれと思ってわざわざ作ってくれたものを残すのには勇気がいる。

カミュ.*・゚愛故のとまとじゅーす 2→←シルビア.*・゚ひとかけのぬくもり



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)あいにゃん((プロフ) - 青羽音さん» あっこちらにもコメントわざわざありがとうございます!頑張ります(・ω・) (2017年8月14日 1時) (レス) id: f3a61665cb (このIDを非表示/違反報告)
青羽音 - こんばんは。もうひとつの小説も拝見させていただきました。なんというか、こういう書き方がすごく好きです。どちらも頑張ってください。。 (2017年8月14日 1時) (レス) id: 18926d84c6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - みかんのかわ(゚∀゚ゞ)さん» コメントありがとうございます( *´艸`) そう言っていただけると嬉しいです!みかんのかわさんもご自身の小説頑張ってください(*´-`) (2017年8月13日 18時) (レス) id: f3a61665cb (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(゚∀゚ゞ)(プロフ) - とまとじゅーすのやつ最高ですwwwこれからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい(゚∀゚ゞ) (2017年8月13日 17時) (レス) id: 312b0d2949 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:)あいにゃん( | 作成日時:2017年8月11日 3時

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