シルビア.*・゚ひとかけのぬくもり ページ4
「お前、シルビアのことバカにしたら私が許さないよ」
「やーん!Aちゃん刺激的ぃ!」
「ちっ…な、なんだよ!この…男女逆転カップル!」
男女逆転カップルなんて、よく言われたものだ。
私が穏やか(?)なお兄さんの口調で、おまけに剣術に頼っているので男の子っぽいと言われることがある。そしてシルビアは……うん、イケメンのおかまさんだ。
「あんたたちほんと仲良いわよねー」
頬ずえをついてつまらなそうに私達のことを見ているのはベロニカ。まるで漫才やってる人みたい、と呟くと、彼女は目の前に置いてあるコップを手に取り何口か飲んだ。
「なにそれ、オレンジジュース?」
「ふふん、アルコール飲料よ!」
「中身は大人でもね、子供の身体なんだからアルコールは危ないよ」
「嘘よ。騙された?」
そうにやにや笑うベロニカはとてもかわいらしい。あーあ、こんな妹がいたなら毎日撫で回してたのになぁ…。
「あっそうそうAちゃん、ここの街に新しくお菓子のお店ができたみたいなの。今度行きましょうよ!」
「あははっ!相変わらず君は甘い物が好きだね」
「甘い物は正義よ」
そう言ってウインクするシルビア。
本当に私達は男女逆転って感じがする。
ほら、読者の皆さん!上の会話を見て一瞬どっちが男の子なのか迷っただろう?
「そうだね!ゴリアテ」
「シルビアよ、シルビア」
「ふふっ!」
名前をわざと間違えてみればにこにこと返してくれる。私と彼は幼い頃から気が合うのだ。
「ねぇ、A」
「なんだい」
「もしアタシが戦いの中で死んだらどうする?」
なんとも唐突な質問。
「まず、シルビアを守れなかった自分の無力さに後悔する。君は私が死んだらどうする?」
「うーーん……最初に涙を枯らすほど泣いて、その後あなたを救える過去を求めて旅をするわ」
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__過ぎ去りし時を求めて。
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(神様、Aの笑顔を返してちょうだい)
解説必要な方いらっしゃいましたら
コメ欄にて▼
カミュ.*・゚愛故のとまとじゅーす→←カミュ.*・゚虚無の果て
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)あいにゃん((プロフ) - 青羽音さん» あっこちらにもコメントわざわざありがとうございます!頑張ります(・ω・) (2017年8月14日 1時) (レス) id: f3a61665cb (このIDを非表示/違反報告)
青羽音 - こんばんは。もうひとつの小説も拝見させていただきました。なんというか、こういう書き方がすごく好きです。どちらも頑張ってください。。 (2017年8月14日 1時) (レス) id: 18926d84c6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - みかんのかわ(゚∀゚ゞ)さん» コメントありがとうございます( *´艸`) そう言っていただけると嬉しいです!みかんのかわさんもご自身の小説頑張ってください(*´-`) (2017年8月13日 18時) (レス) id: f3a61665cb (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(゚∀゚ゞ)(プロフ) - とまとじゅーすのやつ最高ですwwwこれからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい(゚∀゚ゞ) (2017年8月13日 17時) (レス) id: 312b0d2949 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:)あいにゃん( | 作成日時:2017年8月11日 3時