めめさく短編4

金木犀が香る恋 7 ページ35

桃「っ、...ごめ、
でも、2年前とかのだし、」


黒「俺の、お守りで、宝物が...っ、
すげぇ可愛かったのに...」


桃「ごめんね？
(可愛いって言ったよね？！)」


黒「受験の当日も、持って行こうって、
思ってた...」


桃「...プリントシール1枚で、
そんな落ち込まなくても...」


飼い主さん「新しく、とればいいんじゃないですか？2人で。」


黒桃「2人で？」


飼い主さん「駅前にありますよ？プリ機。」


黒「佐久間くんとプリ...っ//」


桃「目黒と...//初めて遊んだ記念に、
撮りたいかも、」


黒「うん！俺、こういうの撮りに行くの、
初めてだわ。」


飼い主さん「待てよ...

...えっ？！えっ！！

まじで今日が初デートなんですか？！」


桃「そ、かもです.../////」


飼い主さん「付き合う瞬間に、立ち会ってます？私、」


桃「.../////」




！！！



黒「っ、佐久間くん？

ぉ、俺と、付き合ってくれるの？！

俺は！もちろん付き、」


ぎゅっ(袖をつかむ)

桃「待って、2人の時に言ってよ///」


黒「そうだよね、...先走った...」


飼い主さん「あはははっ、」


黒「イタリアン食べてる時、
もっかい、最初から言うわ。」


桃「..お願い、//」




ワンちゃんと、
飼い主さんも含めて、

その辺いったいが、
甘い香りに包まれて、


傾いていくオレンジ色が、
俺たちを照らしていた。



end

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