めめさく短編4

Christmas Magic！中編6 ページ23

黒「よし、俺の方はできたかな？」


桃「俺も！この子、目かわいいでしょ？」


黒「かわいい、」


桃「ふふ、」




黒「ね、俺の方の雪だるまくんが、佐久間くんの雪だるまくんに、ちゅーしたいって、」


桃「...」


黒「そう、言ってるみたいなんだけど....」


桃「.....いいよ、」


(雪だるまを持ち上げて、キスさせる目黒)



黒「.....どうだったか、聞いてみて？」


桃「嬉しかったって。」



黒「そっか。」



黒「佐久間くん、最後に観覧車のらない？」


桃「うん、」


黒「次にいつ、夢の中で佐久間くんに会えるか分かんないから、

できること、全部やっときたい。」




(観覧車に乗る2人)



桃「ほんとに、この夢リアル。
どこの国か分かんないけど、家がいっぱい見えるー、
ビルも、何だろ、あの建物、

細かいとこまで、すごいな、」


これ...ほんとに夢の中か？

現実なんじゃ....


黒「！袖に隠れてて気づかなかった、

つけてくれたんだ、」


桃「ブレスレット？そうだ！ありがとう！」



(佐久間の隣に座り直す目黒)



佐久間くんの手首を触って、
自然と恋人つなぎになっていた。


黒「俺、変われないと思う。」


桃「？」



黒「ずっと好きだったし、知ってるでしょ？Jr.の時から、
俺が、佐久間くん佐久間くん、言ってたの。」


桃「う、ん」



黒「急に別れさせられても、

2人で会えなくなっても、俺は変われないよ。


恥ずかしいけど、1人じゃ寝れないし、

ずっと佐久間くんのこと、考えてるし、」








佐久間side



たくさん騒いで、明るくふるまって、

一番の思い出にしようって、思ってた。


なんとなく分かるの。

もうすぐ、時間だ。


明るく別れたかったのに、

その時が近づいてきて、

どんどん、切なくなっていく。


こんなに気弱になっている蓮を見たのも、初めてだった。



雪だるま作ってる時、
ちょっと泣いてたの、気づいてるよ。



黒「こうやって会えなくなっても、

...佐久間くんのこと、好きでいてもいい？」




(観覧車の頂上)




黒「もう、最後かもしないかもしれないから、

ごめん、佐久間くん、」


いつものおっきな手が伸びてくる。


本当は、明日も明後日も、こうしててほしい、


俺のこと、好きでいてほしい、


会えなくなったら、


きっと俺の方が、
お前を忘れられないだろうから。



桃「......じゃあ、この夢、一生覚めないようにして？」


黒「...うん、....そうしてあげる。」



＿＿＿。

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