めめさく短編4

Christmas Magic！中編3 ページ20

いい雰囲気の中、

佐久間くんの視界に飛び込んできたのは...


桃「蓮！お化けやしき！！」


黒「え」


ぐいっ

佐久間くんに、腕をつかまれて、


桃「入ろう？ゴーストって書いてある！」


黒「ねぇ、今完全にそういう空気だったよね？...ね、佐久間くん、」


俺がちゅーしたい時、時々鈍感なのも、
実物と同じだ、笑


黒「佐久間くん、俺から離れないでね？」


桃「へーきよ？」


黒「うそでしょ」


桃「ずっと隣にいたのに、
まだ俺が怖がると思うのー？」


黒「そろそろ怖がってよ！
彼氏の立場ないじゃん、」


桃「そんなこと言われても、」


俺が守ってあげようとすると、
かわされるのも、現実と一緒！

ここだけは、まじでむかつく！

ほんとは怖いくせに！


黒「俺の後ろから離れないでね？

って、あれ？！佐久間くん？」


桃「へーきだもーん！」


だだだだ


桃「あなたドラキュラ？
ヴァンパイア？！


「がおおー」


桃「ぎゃあ！」


黒「佐久間くん！！」

桃「狼男もいたーー！」


大男のオバケ？たちに囲まれた佐久間くんを、背中に隠して、


黒「俺が相手だ、」


(佐久間の前に立ちはだかる目黒)


桃「今までで、1番かっこいい！

ドッジボールの時よりもかっこいい！」


黒「佐久間くん、ちゃんと後ろにいて！」


桃「うん！」


黒「何匹いんの？」


黒「狼男！あっち行けよ！
倒したのに、なんでまだいるんだよ、」


襲い掛かるオバケたち。

戦う俺。


桃「蓮気をつけてー！」



黒「はぁ、はぁ、」

(バタバタ倒れていくオバケ)


最後に残ったドラキュラ。


桃「蓮、クロスのネックレスあった、」

(佐→目 ネックレスを投げる)


黒「十字架？そっか！これ見ろよ！」


シュッ


(消えるドラキュラ)


黒「はぁ、はぁ、」

桃「蓮、大丈夫？！」


黒「ここ、どこの国か分かんないけど、
佐久間くん、、」


桃「うん？」


黒「あんなに無防備に近づいて、

デカいオバケに噛まれたらどうするの？」


桃「...ん。」


黒「自分が小さくて可愛くて、美味しそうなの、分かってないの？」


桃「蓮、怒っちゃった？」


黒「怒るでしょ、
絶対、俺の後ろにいてよ、」


桃「分かった//」


ぎゅぎゅっ


佐久間くんが、
背中にくっついてる。


黒「へへ//」


佐久間くんが素直なとこ、久しぶりに見たなぁ...

これからも、甘えてほしいなぁ....

ぁ、もうそんな機会ないのか...


桃「ぎゃあ、」

黒「あああ！」


(手を繋いで走る2人)

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