花火《黒桃》 (ページ42)

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思春期編2『大介が、初めてお酒を飲んだ日。』⑤ ページ42

メンタルの強い大介は、
ベッドでぎゅーしてるのを両親に見られたけど、
全く動じず。

俺の頭を、ひと撫でして、

大「父ちゃんまで、どうしたのぉ？

あっ、これ見てー？

(布団をまくる)

ほらぁ！蓮ちゃんねー、やっぱり俺に、
甘えたいんだってー！」

蓮「ちがう、もん...」

大介の腕の中で丸まって。

全く説得力のない状態の、俺...。

蓮「見ないでよ...//」

-その後-

ダブルベッド買ってあげようか？
とか、楽しそうにしながら、
父ちゃんと母ちゃんは、
ニコニコして、去って行った。
俺らがくっついてるところを、何枚も写真をとって。

両親の中では、いまだに俺が、
超甘えてる、ってことになってるなぁ。

俺は、甘えているのか...？

いやいや、甘えてねーし、

大介のこと、好きなだけだし、

甘えてなんか。

ふん。早く大人になってやる！

ベッドから降りようとしたら、

大「蓮？ハグしかしてないけど、いいの？」

蓮「うっ。あ、だ、いじょぶ、」

これからも、大介に会えるなら
この家にいられるなら、それでいいや。

がしっ

大「はい、今思ってること、言って！」

.....、

大「言って！」

蓮「...ほんと、は、...一緒に寝たい...で、す...」

大「それと？」

蓮「...に、ぃに、...ちゅーし、て....」

(大介:ニヤリ)

大「んちゅっ、」

✨✨ぁっ、✨✨ふわーっ///✨✨

大「よくできましたあ！」

こうして俺は、無抵抗状態になり、

【今日だけ】、と自分に何度も言い聞かせて、

もぞもぞ、

ぴとっ

安心するぅ...

蓮「ねぇ、ねぇ、大介。俺、遠征で活躍したんだよ？えっとね？」

大「うんうん、聞いてあげるよ？」

自分でも信じられないくらい、
どっぷりと、甘えてしまった。

そんな、恥ずかしい1日。

高1の秋だった。

＊大介sideおまけ＊

大介side

大「よく寝たー、

ひっ、

なんだ、蓮か、笑」

そういえば、久々に甘えにきて、
くっついて寝てたんだ。

暑くて、布団を蹴り飛ばしていた俺ら。

その後寒くなったのか、

俺のTシャツ中に顔をつっこんで、
べったりくっついて寝てる、蓮。

高校１年生。

大「ふははっ」

昔一緒に寝てたときも、やってたのよ。

こいつは、
兄のお腹で、暖を取るタイプの弟なのよー、

Tシャツまくって、服ん中、入ってくんのよー、

赤ちゃんの時からの癖。笑

でも、もう頭デカいから重い！！