思春期編2『大介が、初めてお酒を飲んだ日。』�� ページ38
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蓮side
大「していくでしょ？」
していくでしょ？じゃないのよ。
大「せっかっく甘えに来たんだからー、
ちゅーもしていきなさぁい！」
っ、じゃぁ、....
大「甘えた声で、にぃに、ちゅーして？って、言ってからね？」
げ。
大「あ！にぃに、だぁいすき♡も、追加で！！」
迫りくる、大介。
蓮「分かったよ、どーせ、
家追い出されんなら、最後に言ってやる！」
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蓮：15歳(高1)、大介：20歳(大2)
『大介が、初めてお酒を飲んだ日。』
蓮side
帰りが遅くなった。部活の遠征で。
遅めの夕飯を食べて、風呂に入り、
リビングでアイス食って、
ぼーっとして...
違和感。
今日、家ん中静かだよなぁ。
帰ってから、
大介を、一度も見てない。
いつもなら、俺が風呂から上がったタイミングで、うざ絡みしてくんのに。
...
物音１つしない。
やっぱりおかしいよな。
うーん、でもなぁ。
ここで大介の部屋まで探しに行ったら、
風呂上りに、アイス片手に部屋に入るなんて、
寂しくて甘えにいくみたいじゃん？
絡んでほしくて、わざわざ迎えにいくみたいじゃん？
母「お風呂上がった？お母さんも入ってくるわー、」
蓮「ねぇ、大介は？」
母「それがね、まだ帰ってないのよ。」
蓮「はっ？！」
時刻は、23時半。
蓮「うそ、遅くない？どこいんの？」
母「何も連絡ないのよ。
もう二十歳にもなったし、
あんまりうるさく言うのもなーって。男の子だしね。」
蓮「男の子ったって、大介は女の子くらい体重も軽いんだよ？
大介のこと好きな大男に連れてかれたらどうすんの？」
母「...そうよね、」
話しているうちに、0時になっていた。
終電間近だ。
蓮「っ、何してんだろ？探しに行くわ。」
母「探すってどこを？」
蓮「とりあえず、近所から、」
食べかけのアイスをシンクに放り投げて、
走って玄関へ、
照「すみませーん、遅くに。」
ガチャ
どん！(ぶつかる)
蓮「おわっ、へ？大介？！」
大介を姫抱っこした、王子様みたいな、ひかる君が現れた。
母「あれ？ひかる君？」
照「遅くに、ほんとすみません、止めたんですけど、先輩に飲まされちゃって。」
母「飲み会だったのね？」
照「たぶん、大介初めてだったと思うんですけど、ビールと焼酎、ちゃんぽんしちゃって。」
母「ありがとうね！抱っこして連れてきてくれて、」
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
