思春期編1『プラチナとダイヤ？！』�� ページ36
蓮「長く使ってても、変色しないし、ずっと綺麗なままなんだって。
結婚指輪につかわれる素材なんだって。(自慢げ)
.....それがいいと思って。」
母「.....」
大「.....」
母「お父さーん！蓮が、店員さんにだまされて、たっかいネックレス買ってきた！」
蓮「だまされてないって！」
大「店員さんに、言いくるめられちゃったの？」
蓮「前から計画してたの。東京だと、誰に見つかるか分かんないから、
修学旅行行ったときに、このブランドの買うって、決めてたの。
向こうにも店舗あるの調べてたの。」
大「すごい計画的じゃん、」
蓮「好き？気に入った？」
大「うん...でも、だめだよ、こんな、彼女できたときのために、
大事にとっときなよ。」
蓮「だから、大介にだって。」
母「お父さーん、返品ってできると思う？」
父「レシートとか保証書は？」
母「あったぁ、うわ、ダイヤだけでこの値段？
チェーン入れたら、トータルいくらすんのこれ！」
父「ためてたお年玉、全部つぎこんだな、あいつ。」
大「蓮、うれしいけど、もらえないよ？高すぎ。」
蓮「気に入らなかったの？デザイン？」
大「デザインも、何もかも気に入ったけど、だめ。
大学の友達で、男でこんな高いネックレスもらってる人、見たことない、」
(蓮→大介の手をひいて、自分の部屋に入る)
カチャ (扉を閉める)
蓮「つけてあげる。」
大「蓮？うれしいけどさ、」
蓮「...こうかな？....よし。」
もぞもぞ、もたつきながら、
蓮がつけてくれた。
大「.....すごいしっくりくる。」
蓮「....かわいい。」
大「どうしよ、返品できなくなりそう。」
蓮「しなくていいって。」
母「新品のままなら返品できるから、つけちゃだめよ！って、2人どこ行った？」
大「母ちゃん何か言ってるけど、つけちゃったぁ、」
蓮「大丈夫だって、大介のだよ？」
大「....ぅ、ん....」
いいのか？
大「じゃあ、おれ、次の蓮の誕生日に、」
蓮「いい、いい、...子供の頃のやつでいいから。」
大「......あ。」
蓮「...うん。」
大「ふふっ、お前が言いたいことって！」
母「つけちゃだめよー。あんたたち、部屋？」
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
