花火24 ページ24
大「た、たしかにさ。
顔も、肌の色も、
ってか、まず身長？
髪質なんかも、...違いすぎて、
何で気づかなかったんだって話だよな、」
蓮「大介？頭痛い？」
大「俺...弟できたの嬉しくて、何も考えてなかったわ...、
今思えば、新しい父ちゃんと一緒に、突然現れたような気がするけど、
嬉しくて、赤ちゃんの蓮、めちゃくちゃ可愛くて、
血つながってるつもりでしかなかった....」
蓮「..さっきから、何いってるか全然分かんないんだけど、」
大「ばぁちゃんも言ってた...
2人は、全然タイプは違うけど、2人ともイケメンなんだから、
何にも問題ないわよね！って。」
ペタペタ ポンポン
(蓮の胸と背中を触る大介)
蓮「っちょっと、」
大「うんうんうん...筋肉のつき方、全然違うもんな...」
蓮「んっ、やめて// ...ばぁちゃんの話が何？」
大「蓮、仮によ？
本当の兄弟じゃなかったら、
俺のこと、嫌いになる？」
蓮「ならない。」
大「はやっ。」
蓮「...正直、嬉しいかも。
夢みたいな話だなぁ、」
(神妙な顔の大介)
蓮「ぇ、まじで兄弟じゃないの？！」
大「そう、みたぃ.....
どうしよ、兄の威厳がなくなっちゃう、」
蓮「そこは、もうなくなってるでしょ、」
大「まだ....たまに甘えてくるくせに、」
蓮「甘えてねーし、」
大「じゃあ、その着替えセット何？」
蓮「へ？」
大「お風呂もこっちで入って、泊まるつもりだった？？」
蓮「勝手に風呂入って、勝手に帰るから。で、明日また来るし。」
大「帰るなら、なんでこっちで風呂？」
蓮「大介の後、いい匂いするから。」
大「...外雨だし、もう泊まっていきな？」
-1時間、家族で電話した後-
大「ねぇ、蓮。俺も母ちゃんも、これからも蓮のこと好きだし、何も変わらないよ。
これからも、」
蓮「...兄弟、じゃないとダメなのかな....。
今の話ほんとなら、
俺は...」
大「？」
蓮「大介のこと、幸せにする権利あるよね、」
大「ぇ、可愛い...。」
蓮「ひかるくんの分も。
俺が守ります。弟としてじゃなく。
まだ学生だけど、早く卒業するから。」
大「...？？早くとか、ないから。
ちゃんと計画して授業受けろよ。俺みたいに、ギリギリ卒業にならないように、勉強して、」
蓮「はいはい、うるさいなぁ、」
ふわっ
(蓮→大介を抱きしめる)
蓮「いいんだよね？」
大「...本当に、俺のこと好き、なの？」
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
