社会人編2『星空に咲く。』�� ページ48
蓮「あと、大介が1人で食べきれないものを買ってきたときは、必ずあーんして一緒に。俺が半分食べてあげます。」
大「ふふ、」
蓮「毎年、ヨーヨーも、金魚も何もかも、俺がとってあげます。」
大「あはは！」
蓮「送り迎えも、毎日してあげます。」
大「毎日じゃなくてもいいよ？」
蓮「もう誓っちゃったから。
...愛してます。一生。」
大「...(うるうる)」
(ごそごそ何か取り出す蓮)
蓮「大介、手、かして？」
蓮の手が、震えていた。
蓮「痛くない？」
大「ぴったり。」
蓮「高3からサイズ変わってないよね？」
大「そうかも...、」
蓮に促されて、今度は俺から指輪をはめてあげた。
今度は俺が、緊張して手が震えた。
大「...はい、」
蓮「ありがと//」
大「俺....今、幸せだわ。」
蓮「良かった...//
誓いの言葉、話したい事いっぱいあって、まとまんなくて、」
大「伝わったよ？...全部。」
蓮「そっか//
...2人で一緒に、今までよりもっと幸せになろうね？」
-夕日に染まっていくひまわり畑-
嬉しくて、
薬指に光る指輪を夕日にかざしたりして、
時間を忘れて、いつまでも、
いつもの優しい蓮の顔と、
指輪を、
交互に眺めていた。
大「ありがとう。」
蓮「うん...//」
蓮「この前同僚2人がさ、長く恋人いなくて、今世で運命の人に出会える気がしない、とか言ってたな。」
大「そか、」
蓮「俺は、」
大「蓮は何て言ったの？」
蓮「詳しくは言ってないけど、
これからも“相手がかわることはない“って、自慢してある。」
大「//」
蓮「俺の場合は、最初に出会っちゃったから、
報いを受けたんだろうなって。
出会い方、弟なんてさ。」
大「うん、」
蓮「でも、これで良かったって思ってる。
ちっちゃな大介も、
お兄ちゃんな大介も、
どんどん可愛くなってく大介も、
綺麗になってく大介も、
全部見れてんだもん。
これからも。
そんな幸せ、普通ないよね？」
大「ぅん、」
蓮「全部これで良かった、」
蓮のおっきな黒目が揺れて、
すごく綺麗だった。
蓮「来世も、予約していい？」
大「らいせ？」
蓮「うん、来世でも、俺を選んでください。」
大「分かんないけど、分かった！笑」
蓮「来世は、せっかくまた会えるなら、全員に祝福してもらえる関係で、」
大「うん、」
蓮「何も心配せずに、愛してもいい関係で、生まれてこれますよーに。」
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
