My Fairy of the Moon 4 ページ50
マ「目黒さん？寝起きですか？佐久間さんは人間ですよ？」
黒「...本当の正体は、あ、言っても信じられないか。」
マ「...寝言って言ってましたけど、佐久間さんと一緒に寝てんの？別の疑問が出てきちゃったんですけど、まさか2人って、」
黒「...ご用件何でしたっけ？」
マ「あ、テレビ収録、位置の希望あります？」
位置か、
(遠くで振り返る佐久間)
桃「れんー、何してんのー？」
...明日も、一緒に撮影できるんだ。
今日のことがあって、最近、ずっと緊張してたし、
俺は泣くのも我慢してたのに、
遠くからこっちを見てる佐久間くんが、
いつもの笑顔だったから、
良かった、
...本当に。
ぽろぽろと頬に流れて、ぽたぽたっと、足元に落ちて、
とまらなくなった。
ここにいてくれて、ありがとう。
佐久間くんに気づかれないように、後ろを向いて、涙をふいていたら、
マ「目黒さん？聞いてます？寝てる？」
黒「あ、もちろん、佐久間くんの隣で。」
ふわっ
心配そうな顔で、俺を見上げてる佐久間くんがいた。
迎えにきてくれたんだ、
桃「れん...ごめんね？...お前の気持ちも知らないで、消えようとして。」
(目黒の頬を手でぬぐう)
黒「佐久間くんいなくなったら、月まで行っちゃうから。」
桃「本当に来そうなんだけど、笑」
黒「もう、簡単にいなくなろうとしないでよ。」
桃「うん、」
黒「ほんとなら、佐久間くん、今頃あそこだったんだなぁ。」
(月があったはずの空を見上げる2人)
黒「真っ暗だし、いい？」
桃「え、外でちゅー？！」
黒「見せつけとかなきゃ。」
桃「だれに？」
黒「月のお偉いさん達に。俺のだからって。」
急にスイッチが入った俺にびっくりして、ちょっと浮いちゃった、佐久間くん。
黒「いつも、ちゅーする前、ちょっと浮くよね？可愛くて、好きなんだ、俺。」
桃「...恥ずかしいんだけど//」
さっきまで、月に帰る準備をしていた佐久間くん。
まだ、ほんのり冷たい手を包んだ。
桃「れん、手あつい！」
黒「佐久間くんが冷たいの、」
黒「俺、お月さんにお願いして、ちゃんと許可とったからね？」
桃「...？！ってことは...これからも、ずっと、ずーっと一緒にいられるってこと？」
黒「当たり前でしょ？」
嬉しそうにふわふわと瞬いた、
羽ごと抱きしめて、
キスをした。
end
終わり
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Aries(プロフ) - Emiさん» ありがとうございますー♡ 嬉しいです✨ (2021年11月20日 21時) (
レス) id: f5483cc385 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - The Oneとても好みで読むのが楽しかったです！学パロも番外編まで2人が可愛くて！！他の作品も読んできます。 (2021年11月18日 20時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aries | 作成日時：2021年5月4日 23時
