The One 24 ページ40
佐久間side続き
こいつにとっては、元々、新規事業じゃなくて
ちゃんと売上が取れる既存の部署で経験積んだ方がいいんじゃないか、
だから、これで良かったんじゃないか、ということ。
だって、最初から応用力ばかり求められるところじゃ、大変じゃん。
そうなら、副社長のいう通り、俺らの考えた事業は、今回は見送りがいい。
俺は海外。こいつは日本。
お前のメンターだったのは、たった1週間。
こいつにとっては、俺の代わりなんて....いくらでもいるだろうしな。
黒「先輩......俺、大丈夫かな、先輩がいなくなったら。」
桃「......大丈夫。たくさんできるようになったでしょ？今回の研修で、」
黒「俺は、捨てられるのを待ってる、子猫の気分です。」
桃「でっかいから、子猫ではないけどな！笑」
黒「......笑えないっす。」
桃「......何が正解だろうね？お前にとって。」
黒「一緒がいいに決まってるじゃないですか！！！
桃「声でっかぁ！....とにかく、明日で終わりだから、荷造りしとけよ。」
黒「急に先輩に戻った！」
桃「先輩だっつーの、」
目黒side
その夜は、やっぱり寂しくなってしまって、
先輩の許可をとって、キングサイズのベッドがある部屋に移動。
桃「何もすんなよ！」
釘をさされつつ、2人で一緒に眠った。
このベッド、でかいな。距離遠いな....
ま、いいか。くっついてたら、俺は何しちゃうか分かんないしな。
......うん、これでよし.......離れてるくらいで、よし.......
黒「......先輩寝ました？」
桃「寝た。」
黒「くっついてもいっすか？」
桃「だーめ。」
だめ、でした.....。
-目黒就寝-
黒「ぅーん、ふふ、先輩、一緒にブランコのりましょ、2人用、......すーー、」(寝言)
桃「本当は、....俺も、お前と一緒にいたいよ？....」
-帰国後‐
目黒side
会社への報告のため、
先輩も、一旦帰国した。
黒「先輩、最後に一緒に行きたいところあるんすけど、時間あります？」
どうしても、気になっていた俺は、
帰国してすぐに、先輩を連れてきた。
シロツメクサが一面に咲く公園。
桃「あ！ここ！」
パタパタと軽そうな足音をたてて、
走り出した先輩。
嬉しそうに振り返って、
俺をとらえる、
.....やっぱり、だ、
ふわふわと髪を靡かせて、
くしゃっと笑う、
面影があの時のままだった。
2回目ですら、ない、
っ.......3回目、だったんだ....
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Aries(プロフ) - Emiさん» ありがとうございますー♡ 嬉しいです✨ (2021年11月20日 21時) (
レス) id: f5483cc385 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - The Oneとても好みで読むのが楽しかったです！学パロも番外編まで2人が可愛くて！！他の作品も読んできます。 (2021年11月18日 20時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aries | 作成日時：2021年5月4日 23時
