The One 20 ページ36
桃「うーん？？」
黒「何考えてんですか？俺の骨格チェック？」
黒「先輩って、過去に家出したくなったこととかあります？」
桃「うん、あるよ、人並みにね。」
黒「そうすか....いつくらい？」
桃「忘れちゃった！けど、思春期真っ只中くらいだと思う。
獣医さん諦めたって、話したでしょ？その時くらいかな。」
黒「そうなんですね、ふーん、
まぁ、たくさんいるか、進路のことで悩んで、家出したくなることくらい、
俺もそうだったし。」
黒「もし1位とれなかったら、こうやって2人で仕事できるの、あと数日っすね。」
桃「うん。...だからこそ、今のうちに、教えられるものは教えとくね。
俺は、近くで見守れなかったとしても、
お前が活躍できる未来がくるといいなって、思ってるから。何でも聞いて？」
黒「はい、」
佐久間side
桃「やば！1部でいいのに、100部印刷設定にしちゃった！」
黒「何してるんすかあ、」
桃「どーやるのこれ、」
黒「どこだろ、」
桃「止まんない！」
黒「これじゃないっすか、」
桃「ありがと、目黒。」
時々、とても頼もしい目黒。
そして、初めて会ったとは思えない、俺との相性の良さ。
桃「ちょっと、休もうかー。」
黒「はい、」
最初は、どうなるかと思ったけど、
すごく楽しいかも。この研修.....
(手が触れるか触れないかの状態で眠る2人)
目黒side
寝てないはずなのに、頭がフル回転していて、
すぐに起きてしまった。
隣には、先輩の寝顔。
たまたま入った会社。
普通の会社員人生になるのかと思ったけど、違った。
こっちで初めて会ったなんて、嘘みたい。
(佐久間の髪を撫でる)
俺、がんばりますから....
先輩が寝てる間に、なるべく作業を進めよう。
方針は決まってるから、
あとはフォーマットに落とし込んでいくだけ。
これなら、俺でも出来る、
先輩なら.....、
たぶんこのデザインが好き。
色はこっちが好き。
写真は、
おっきい方が好き。
何枚も、たくさん入れる方が好き。
起きたら、すぐ見てもらえるように、
1部印刷しとくか。
＊
桃「うそ、こんなに進んだの？すごいじゃん！」
佐久間side
-副社長から電話-
滝「見たよ、お前らの案。俺がやりたいと思ってたことと似ててさ。
7月に研修するやつらを待たずに、お前らの案でいきたかったの。
今年の、新事業。」
桃「.....まじっすかあああ！」
黒「やったあ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Aries(プロフ) - Emiさん» ありがとうございますー♡ 嬉しいです✨ (2021年11月20日 21時) (
レス) id: f5483cc385 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - The Oneとても好みで読むのが楽しかったです！学パロも番外編まで2人が可愛くて！！他の作品も読んできます。 (2021年11月18日 20時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Aries | 作成日時：2021年5月4日 23時
