The One 18 ページ34
-翌朝-
佐久間side
桃「うーん、」
(寝返り)
桃「うおっ、え？」
...目黒に似てる。
ふーん、俺、こういうイケメンと、最近よく会うなあ....
いやいやいや、この家には2人だけ。
俺と目黒だけなんだから、目黒ぉ！！
目黒じゃん！
何してんの、こいつ、
.....俺の髪の中に、顔つっこんでたよな？
衝撃。
窒息してない？大丈夫？
ぺしぺし (頬っぺたを触って確認)
良かった、生きてる生きてる...。
握られていた片手をはずして、ベッドから降りようと足をおろしたら、
桃「うおっ、」
目黒の長い足に引っかかって、
桃「ぎゃあ、」
倒れる！
がしっ (うけとめて、抱きしめる目黒)
桃「......ふぅ...なーんでここにいんのよ、」
黒「おはよ、ございます、」
桃「お前、体痛いでしょ、何してんの、」
黒「...べ、別に、」
桃「この家に、ベッド何個あると思ってんの、床にいなくてもさぁ...」
黒「....」
桃「なーんで、抱きしめたままなの？」
黒「すいません、」
と言いつつ、離れない目黒。 むしろ抱きしめる力が強くなって、
ぎゅうっ
黒「先輩、いなくなりますか？」
桃「何言ってんの？」
その後、歯磨きしてるときも、顔洗ってるときも、
ぴったり着いてくるこいつ。
桃「分かった、お前、怖い夢でも見たでしょ。」
黒「....」
桃「かーわいい！怖い夢見て、俺の部屋きちゃったの？で、ずっとついてくんの？弟みたいじゃーん！」
黒「...現実なんだもんな、あと、数日しかないなんて。」
＊
-新規事業企画を進める2人‐
桃「もう大丈夫でしょ？朝だし、明るいよ？」
黒「いや、夢が原因じゃないですよ、」
桃「じゃあ、何。今日、元気なくない？」
黒「大丈夫です、」
桃「そ？次は、企画書の作り方教えるから！」
桃「違う違う、ここ、もっと見やすくして？」
桃「写真挿入して、」
桃「こっちから、ペーストすればいいから、」
桃「よく出来ましたあ！」
黒「...こんなに優しくして、あと数日後には、俺を見捨てるんですか？」
桃「ねぇ、ほんとに今日どうしたの？昨日の電話聞こえた、とか？
でも、お前には関係ない内容だしなぁ、俺の人事の話だけだし、」
黒「.....離れ離れ、決まりですね、」
桃「そ、ね。」
そうか。...それが原因で、こんなに落ち込むとは、思わなかった。
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Aries(プロフ) - Emiさん» ありがとうございますー♡ 嬉しいです✨ (2021年11月20日 21時) (
レス) id: f5483cc385 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - The Oneとても好みで読むのが楽しかったです！学パロも番外編まで2人が可愛くて！！他の作品も読んできます。 (2021年11月18日 20時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aries | 作成日時：2021年5月4日 23時
