ブルースター�� ページ3
目黒side
あの後の記憶は、ほとんどない。
よろよろしながら着替えて、
教室に戻ってきて、
佐久間くんの顔は見れないまま、
彼の前の席に座った。
先生「はい！じゃあ、配りまーす！目黒、お前遅かったな、大丈夫か？」
黒「あ、すみません、」
プリントが回ってきて、
...え、この時間、テストじゃん！
終わった。全然勉強してねー。
黒「はい、あっ、」
桃「あっ、ごめ、」
また、指が触れ合って、
さっきの、ハグをまた思い出して、
ドキドキが止まらない、
無理だわ。全く集中できない。
佐久間side
いつもなの。
目黒が振り返って、プリントだと思って、急いで手を出すと、
お互いに距離感間違えて、指触っちゃう。けっこうガッツリ。
恥ずかしくて。
気をつけてるつもりなのになー、
またやっちゃった。
ふぅ。集中しよ。(解き始める。)
黒「あ、2種類あったわ！」
ゴツン！
黒「あっ、ごめん！」
桃「うううん、」
もう一枚プリントあったらしくて、
勢いよく振り返ってきた目黒。
前のめりで解き始めてた俺と、ぶつかった。
黒「痛かった？」(おでこ撫でる)
桃「えっ....」
目黒が、真顔で、“当然“みたいな感じで、俺のおでこを、撫で続けてる。
桃「も、いいよ、」
黒「赤くなってる気がする、」
桃「ちょっと、恥ずかしいかも...」
黒「っ、そうだよね、」 (撫でていた手を引っ込める)
先生「そこ2人？堂々とカンニング？」
桃「え！ちがいます！あの、頭ぶつかって、」
黒「俺が2枚目のプリント渡し忘れてて、」
先生「言い訳なし！目黒は転校早々、テスト中に後ろ向いて、何やってんだ！放課後2人とも俺んとこ来い！」
まじかよ....今日、先輩と一緒に帰る予定なのに....
目黒だって、カンニングするような奴じゃないよなぁ...
目黒side
-視聴覚室の掃除を命じられた2人-
桃「カンニングじゃないのにね？頭ごつんして、撫でてくれてただけだもんね？」
モップで床を掃除しながら、
ぷりっと、怒ってる、可愛い人。
いつもは色白のほっぺたが、
怒ってるからか、ピンク色になっている。
桃「ってか、俺のカンニングしても、俺もできてなかったから、同じだしね？」
黒「あはは、」
桃「ははは、」
2人で放課後過ごせるなら、カンニング疑われたって、いいかな、俺は。
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Aries(プロフ) - Emiさん» ありがとうございますー♡ 嬉しいです✨ (2021年11月20日 21時) (
レス) id: f5483cc385 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - The Oneとても好みで読むのが楽しかったです！学パロも番外編まで2人が可愛くて！！他の作品も読んできます。 (2021年11月18日 20時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aries | 作成日時：2021年5月4日 23時
