ブルースター�� ページ13
佐久間side続き
黒「良かった、...先輩？佐久間くんの手引っ張ろうとしてましたけど、
それじゃあ、間に合わなかったですよ、」
-棚をどけて、脱出する2人-
桃「目黒、とりあえず保健室行こ、立てる？」
黒「ん、(手をかりて立ち上がる)」
桃「なんで、俺のこと庇ったの？痛かったでしょ....。」
黒「ね、佐久間くん、よく漫画とかでさ、
こんなの、かすり傷だよって、セリフ、あるじゃん。 いま、それ。笑
まじで、かすっただけだから。」
桃「いやいやいや、鈍い音したよ、俺だって男なんだから、いいんだよ、こんなことしなくて、」
先輩「片付けとくから、早く手当てしてあげな？」
桃「はい、」
-保健室-
桃「保健室の先生いないね、ここ座って？...消毒液...あった。」
黒「ねぇ、なんで、図書室に隠れたの？」
桃「目黒が先輩に怒られると思ったから。」
黒「そういうことか。前の件なら、もう解決してるよ？
おれ、先輩に謝ってきたし、俺らは何でもないですって言ってあるから。」
桃「...そだったんだ....」
黒「何を躊躇してんのか知らないけど、
ちゃんと、先輩から指輪もらいな？いや、指輪かどうか分かんねーけど、たぶんそうでしょ。...優しいし、幸せでしょ？」
そう言って笑った目黒の背中に、
....そぉっと手を回した。
黒「佐久間くん、なに、」
桃「目黒は、もう俺のこと、好きじゃないの？」
黒「....好きだから、大人しく、抱きしめられてるんでしょ？
....やめてよ、ちゃんと、諦めるって決めたんだから。」
体を離そうとして、身をよじった目黒を、
さらに強く抱きしめた。
黒「っ、いったあ！」
桃「ごめんごめん、アザんとこ触っちゃた！」
黒「....佐久間くん、離れて。じゃないと、俺はまた好きになっちゃうから。」
桃「俺ね？....(ウルウルの目で見つめる。)」
黒「えっ、待って佐久間くん、」
桃「目黒は、俺の気持ち、誤解してるでしょ？
俺さぁ、中学ん時、陰キャだったし、大事なとき、今でも口下手になっちゃうの。」
黒「そんなふうには、見えないけど。よく喋るし。」
桃「よく喋るから、誤解されちゃうの。本当に思ってること、ちゃんと言えてなくて、
だから....、」
たたたた (足音)
あ、先輩片付け終わったんだ。こっち来ちゃうかも。
桃「もう、こうするしかないの、」
むぎゅ (ほっぺを包む)
黒「えっ？ えっ、えっ！？」
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Aries(プロフ) - Emiさん» ありがとうございますー♡ 嬉しいです✨ (2021年11月20日 21時) (
レス) id: f5483cc385 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - The Oneとても好みで読むのが楽しかったです！学パロも番外編まで2人が可愛くて！！他の作品も読んできます。 (2021年11月18日 20時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aries | 作成日時：2021年5月4日 23時
