とあるタイの夜 *後編*7 ページ40
佐久間side続き
たぶん『両想い』ってやつだぁ.....
アニメと漫画でしか、見たことない....
恥ずかしくて、こんな瞬間、体験したことなくて、
言葉を何も返せなかったら、
黒「.....俺じゃ、ないの?」
急に不安そうになっためめ。
めめからの視線が突き刺さる。
何て言えばいい?
ラウの前で、何て言えばいいの?
桃「ぅ..........//」
黒「見た?ラウ?佐久間くんの真っ赤な顔。今日は佐久間くんと2人になるから。」
白「阻止!!!マネージャーにLINEしとこ、『スペアキー、もう一つ下さい』って。
よし!送信する!」
黒「あ!こら、送るな送るな!」
白「ぎゃあ!めめ携帯返してぇ!!」
黒「スペアキーなんか、渡さないよ。」
白「絶対、何かするでしょ?2人になったらぁ!やだやだ、佐久間くんは俺の!」
黒「お前のじゃねーよ!!」
白「俺のファーストキスは、佐久間くんって、決めてたの!」
黒「知らねーよ!」
白「前にめめに教えてもらった通りに、丁寧に、キスするからぁ!」
黒「佐久間くん相手だって知ってたら、キスの仕方なんて、絶対教えたりしなかったのに!」
朝からもめ始めて、ヒートアップしている2人。
俺は、ほっぺたを抑えたまま、ぼんやり考えてた。
気づいちゃったの。
自分の気持ち。
俺の勘違いじゃなければ、
今のめめの感じを見てれば.....
両想い。
めめが嫌がるなら、
ラウとはキスしないでおこうかな。
親子みたいな気持ちだとしても。
白「..佐久間くん、俺だって、本気だったのに....」
桃「ラウどした?」
...ちゅっ、
桃「っ、ぁ、」
黒「あああ!ラウが佐久間くんに、ちゅーしたあああああ!!!」
桃「.......ラウの唇....ふわふわ.....かわいい.......
...ちっちゃい息子にキスされた、ママの気分〜!」
目黒side
昨日、ほぼ寝言だけど、
俺に告白してくれたのに...
今ので、完全に揺らいだ気がする、佐久間くん。
俺、ラウに...追い越された。
俺はまだ、ちゅーしてねーよ!
黒「佐久間くん?今日の夜、まじで覚悟しといて!!!」
桃「っ、.....うん//」
白「こら!佐久間くん、『うん』じゃないでしょ!させないよ!!
....抱っこ!抱っこして!」
桃「あれ?してあげてなかったっけ?」
白「してくれる前に、めめが乱入したの!」
桃「そっか、じゃ、はい!ぎゅー。」
白「佐久間くぅーん、気持ちぃー、」
桃「ふふっ、良かったね?ラウ。」
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作者名:Aries | 作成日時:2020年5月23日 23時