検索窓
今日:18 hit、昨日:11 hit、合計:176,308 hit

とあるタイの夜 *後編*7 ページ40

佐久間side続き


たぶん『両想い』ってやつだぁ.....

アニメと漫画でしか、見たことない....

恥ずかしくて、こんな瞬間、体験したことなくて、
言葉を何も返せなかったら、

黒「.....俺じゃ、ないの?」

急に不安そうになっためめ。


めめからの視線が突き刺さる。


何て言えばいい?

ラウの前で、何て言えばいいの?


桃「ぅ..........//」


黒「見た?ラウ?佐久間くんの真っ赤な顔。今日は佐久間くんと2人になるから。」


白「阻止!!!マネージャーにLINEしとこ、『スペアキー、もう一つ下さい』って。
  よし!送信する!」

黒「あ!こら、送るな送るな!」

白「ぎゃあ!めめ携帯返してぇ!!」

黒「スペアキーなんか、渡さないよ。」

白「絶対、何かするでしょ?2人になったらぁ!やだやだ、佐久間くんは俺の!」

黒「お前のじゃねーよ!!」


白「俺のファーストキスは、佐久間くんって、決めてたの!」

黒「知らねーよ!」

白「前にめめに教えてもらった通りに、丁寧に、キスするからぁ!」

黒「佐久間くん相手だって知ってたら、キスの仕方なんて、絶対教えたりしなかったのに!」


朝からもめ始めて、ヒートアップしている2人。

俺は、ほっぺたを抑えたまま、ぼんやり考えてた。
気づいちゃったの。
自分の気持ち。

俺の勘違いじゃなければ、
今のめめの感じを見てれば.....


両想い。


めめが嫌がるなら、
ラウとはキスしないでおこうかな。
親子みたいな気持ちだとしても。


白「..佐久間くん、俺だって、本気だったのに....」


桃「ラウどした?」


...ちゅっ、


桃「っ、ぁ、」


黒「あああ!ラウが佐久間くんに、ちゅーしたあああああ!!!」


桃「.......ラウの唇....ふわふわ.....かわいい.......

 ...ちっちゃい息子にキスされた、ママの気分〜!」



目黒side

昨日、ほぼ寝言だけど、
俺に告白してくれたのに...

今ので、完全に揺らいだ気がする、佐久間くん。

俺、ラウに...追い越された。

俺はまだ、ちゅーしてねーよ!

黒「佐久間くん?今日の夜、まじで覚悟しといて!!!」

桃「っ、.....うん//」

白「こら!佐久間くん、『うん』じゃないでしょ!させないよ!!

  ....抱っこ!抱っこして!」


桃「あれ?してあげてなかったっけ?」

白「してくれる前に、めめが乱入したの!」

桃「そっか、じゃ、はい!ぎゅー。」

白「佐久間くぅーん、気持ちぃー、」

桃「ふふっ、良かったね?ラウ。」

とあるタイの夜 *後編*8→←とあるタイの夜 *後編*6



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
431人がお気に入り
設定タグ:めめさく , mmsk , SnowMan
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Aries | 作成日時:2020年5月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。