めめさく短編2 (ページ26)

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これは本当、それは嘘。8 ページ26

-翌朝-

「ね、蓮、俺の上司がさ、蓮の元天才詐欺師の腕を見込んで、
　一緒に働きたいって言ってるんだけど。やってみる？」

「えっ、警察で働くの？」

「うん、結構いるよ？そういう人。」

「うーん、」

「どうせなら、試験受けて、まじで警察官になっちゃう？？」

「いやぁ、勉強苦手だしなあ。」

「記憶力あるじゃん。」

その後、言いくるめられて、
猛勉強することになった俺。

＊

「大介。今日の夜はさ、」

「採用試験受かるまでは、なし！」

「うそでしょ！..........

　嘘って言って？....お願いお願い！」

「...はぁ、じゃ、このページまで覚えたら、
　
　キスしていいよ？」

「....こんなの、30分で覚えてやるわ。」

「ふふっ、厚さ5センチはあるよ？無理無理、30分じゃ。」

-25分後-

「大介！終わった！」

「......まじの天才だわ....。

　警察入ったら、確実に即戦力だよ？蓮。
　上司に報告しなきゃ、
　こんなに出来る人、初めて見た。」

「ってことで、ご褒美、」

「あっ、しまった、なんか俺、急に恥ずかしくなってきちゃって、」

「大介は嘘つきじゃないもんね？」

「....俺、上司に電話しなきゃ。蓮のことを、携帯、携帯、」

「大介？」

「へ？...あっ、や、蓮、」

「....逃げらんないよ？」

end

＊その後の2人は、
バディになって活躍していくのでは？
とイメージしてます✨