めめさく短編2 (ページ42)

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とあるタイの夜＊後編＊9 ページ42

-2泊目・夜-

ステージが終わり、目黒・佐久間が同じ部屋にいます。

目黒side

今日のタイのステージは成功した。
たくさんの現地のファンが喜んでくれたし、
みんな怪我もなく、上手くいって、本当に良かった。

それで.....

今、俺の前には、

風呂上りの佐久間くん。

あの後、ずっと仕事だったから、肝心なことは、何も話せてない。

黒「佐久間くん、アクロバット成功して良かった。ほっとした。怪我なくて。」

桃「ありがと。....たぶんね？本番直前まで、めめが手握ってくれたからだと思う。すごい安心したの。」

黒「それくらいしか出来なかったから。」

桃「俺、自分で思ってたよりずっと、めめのこと好きだったみたい。.....今更気づいたの。」

黒「佐久間くん......」

オフモードの、いつもより素直な佐久間くん。大人しくベッドに座ってるだけでも可愛いのに、
横髪を耳かけして、恥ずかしそうに、下を向いたりして、
その一個一個の仕草が、全部可愛くて、
引き寄せられるように、ベッドの上、隣に座った。

桃「めめぇ、俺、ほっぺにニキビできてない？」

黒「うそ、見せて？........大丈夫、できてないよ、綺麗だよ？」

桃「良かったぁ、こっち来てから、お菓子もご飯も、たくさん食べちゃったから心配で、」

黒「ふふっ、........すごく綺麗だよ？」

そのまま、すべすべのほっぺたをゆっくり撫でてたら、気持ちよさそうに、目をつぶったから、

だから、俺は....

すごくドキドキしながら、佐久間くんの背中に手をまわ...

ガチャ

白「2人ともお待たせ～、今日も3人で寝るよね？
　
　可愛い俺の事、1人になんて、しないよね？」

桃「っ、ラウ、早かったね？」

黒「こっからだったのに！」

白「俺だけ取材長引くんだもん、つかれたぁ、佐久間くん、ご褒美ほしい！

　ちゅーしよ？2回目のちゅー！」

黒「お前さぁ....」

白「めめ？負けをみとめな！」

黒「違うのよ、俺の勝ちなの。」

白「何の話よ。」

黒「ってか、両想いなのに、なんで俺の方が、抱っこもキスも、できてねーんだよ！」

桃「それは...なんか、そうなっちゃって、ごめん...」

白「つかれたぁ。部屋のお風呂入ってくる。」

桃「うん、いってらっしゃい。」

黒「.....佐久間くん、いい？」