タイムリープ2 ページ11
シュッ
今回は、6年前。やばい、抱きしめたら、
6年前まできちゃった。
俺、この時代って、どんなことしてたっけ？
やだやだ、大学受験を考えてたころじゃん。
もう一度勉強なんて、俺やだよ？
数学の授業？ふざけんなよー！
俺がタイムリープした時くらい、
空気読んで体育の授業にしろよー！
でも、何とか2日間を生き抜いたら、
3日目には、2020年に戻ってきた。
佐久間くん......
俺ら、何かに邪魔されてる。
結ばれないように、操作されてる。
佐久間くん、佐久間くん、
俺は、永遠に、佐久間くんとは結ばれない運命なの.....？
佐久間side
抱きしめられた瞬間、俺はまた、半年後にとばされていた。
嬉しかった。めめが抱きしめてくれた。
...まだ、感触が残ってる。
俺はいつも、半年後なの。
「佐久間がダンスの振り忘れるなんて、珍しいな。」
ちがうの、みんなは1週間練習済みだけど、俺は初見なの！
なんて、みんなには言えないけど....。
タイムリープしてるなんて、誰も信じてくれないよね？
あ、俺ら、今年も年末年始、歌番組出まくるんだ、嬉しい。
それに、年末に出る新曲、ダンスも歌詞も覚えちゃったから、元に戻ってから、
俺大活躍しちゃうなぁ.....
「佐久間、1回で覚えられるなんて、天才！」とか、言われちゃったりして。
ふふふふっ。
そうして、今回も2日間を終えて、2020年6月に戻ってきた。
----------------------------------------------------------------
目黒side
2020年6月。
今も目が合ってる。遠くにいる佐久間くんと。
好き、って言いたい。
すごく言いたい。だけど、
言ってしまったら、また過去にいっちゃう。
佐久間くん、好きなのよ。あなたが。
どうしたらいいのよ。
佐久間side
2020年6月。
今も目が合ってる。遠くにいるめめと。
好きって言いたい。
そっか、俺から言ってみたらどうなんの？
休憩時間に入って、めめにさりげなく近づいた。
「あ、佐久間くん、近づいちゃだめ。俺、すぐに抱きしめちゃうから。
また、6年前に行っちゃう！」
「....数学の授業あったら、二次関数と数列.....
また高校の先生に怒られちゃう！危険！」
「うん、だから、ちょっと離れよ？」
「うん。」
「やっぱ、寂しい。ちょっと近づいてもいい？」
「ね、めめ、聞いて？逆にしてみるのはどう？」
「逆？」
「.........めめ、好き。おれは、おまえのこと、大好き。」
「俺だって、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 431人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Aries | 作成日時：2020年5月23日 23時
