めめさく短編 (ページ5)

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My eternal unrequited love 2 ページ5

そのまま、テクテクと
俺の方にくる佐久間くん。

そういうとこあるの。佐久間くんは。

俺が佐久間くんのこと見てんの気づいてて、
俺のこと、面倒見にきてくれる。

「めめどした？大丈夫？」

ほら。

「うん、大丈夫。」

視線を送ってたのは、

あなたが可愛くて、好きだから見てました、
ってのが理由だから。

もちろん大丈夫なの。

特に悩んでるわけじゃない。

だって、これからは、一生、仕事仲間。

叶わないって分かってるんだし、
告白もできないわけだから。

これから一緒にデビューして、
めっちゃくちゃ忙しくなって、
勝負しなきゃいけない時。

小さい体に、いっぱい背負ってる彼に、

迷惑かけるわけには、
いかないんだから。

だから、俺の中では解決、してる。

「うん、全然ヘーキよ？
　ぜんぜん.....ヘーキ、俺は。」

「そ？良かったぁ～。」

佐久間くんはラウのそばに戻ると、

「こら！早く食べないとアイス溶けるよ！」

「こーじ、3本も食べたらお腹壊すよ、
　もうやめときなさい！」

って、またお兄ちゃんしてる。

で、俺の予想だと、
そろそろあの人がやってくる、たぶん。