めめさく短編 (ページ37)

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2人の休日＊風呂友日和＊6 (目黒side) ページ37

目黒side

今日、佐久間くんと会うっていうのは、
譲れなかった。

前回の休みの日に、キスしてもらってから、
しばらく放心状態だった俺。

10日くらい経った時、

これって、2人の休みが重なって、

佐久間くんの予定がなくて、

「運よく会えた日」しか、してもらえないんじゃないか、

っていうことに、気づいた。

だって、付き合ってないんだから。

月1もないかも.......。

それからというもの、危機感がすごい。

あの日以降、仕事で会っても、すごい普通。

通常運転の彼。

すごいな。ボケまくってて、可愛いけど、

俺は内心気が気じゃない。

次って、プライベートで、いつ会えんの？

それで、今日、佐久間くんが休みだと調べて、
近々誕生日のメンバーがいることを利用して。

2人で過ごすことに成功した俺。

ごめんな、ラウ。
一緒に買いに行こうって約束してたけど、
許してほしい。

佐久間くんに会えないのは、一大事だから。

今の俺にとっては。

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佐久間くんの家に入って、

もう、すぐに切羽詰まってた俺。

佐久間くんに、何言ったかなんて
覚えてないけど、

だけど、単純な俺は、

佐久間くんににキスしてもらった途端、

ふわふわと、

気持ちが一気に、浮上した。

「お風呂一緒に入ろ？」

自分で言ってから、気づいた。

やばいかもしれない。

でも、頭をわしゃわしゃ洗う、可愛いところ、また見たい。

べ、別に、やましい気持ちなんて、ないもん。

元々、風呂友だし？

昼間にポロっと言っちゃったときは、

完全に「風呂友感覚」で言ってたんだから！