2人の休日＊曇り時々晴れ＊2 ページ27
〜回想〜
「じゃ、付き合ってくれるってことでいい？」
「へぇ？...そっか、
ちゅーってことは、お付き合いかぁ.........。」
「大丈夫？佐久間くん。」
「待って？
急に恥ずかしくなってきたんだけど、
ちょっと、俺に時間ちょうだい？」
〜回想終了〜
あ.......
俺、言われてない。
返事もらってないじゃん！
「時間ちょうだい？」だもん。
最後の言葉。
うっわ。
じゃあ、この1か月半、
付き合ってるつもりなの、俺だけ？
そりゃあ、こんな至近距離で、
ぐっすり眠るよねぇ。
「ん......ふふっ。」
寝ながら、笑ってるよ、この人。
どんな夢みてんだろ。
-翌朝-
「おはよ、佐久間くん。」
「ん、う、」
「寝起きの顔も可愛いんだね、すごいね。」
「あ、見ないで」
がしっ
「見せて。」
「見ないでぇ、」
パタパタパタ.....
顔洗いに行っちゃった。
----------------------------------------------------------------
「ね、めめ、上手くなったでしょ？ピーマンの肉詰め。
ひき肉の量、調整して、味も少し変えたの。」
「うん、美味しい。」
「良かった〜。」
「ねぇ。佐久間くん........俺ら、付き合ってる、よね？」
「へ？ えぇぇぇぇぇぇぇ！？」
「やっぱりか。」
「いつの間にそんなことに？」
「1か月半前。」
「うそうそ、何があったっけ？」
「雨の日、キスしてくれるって、言ってくれた日。」
「あ、」
「ちなみに、まだ、してもらってないけどね。」
「...........」
「やっぱ、俺だけかぁ、付き合ってるつもりだったの。
この1か月半の佐久間くんの様子みてたら、
なんか、納得しちゃってるわ。」
「俺、何て言ってたっけ？」
「キスしてくれるって。で、俺が、
じゃあ、お付き合いでいい？って言ったら、
急にあたふたして、ふわ〜って顔で、
お付き合いかぁ.......って、言ってた。
あの時、何考えてたの？」
2人の休日＊曇り時々晴れ＊3→←2人の休日＊曇り時々晴れ＊(続き)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 534人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Aries | 作成日時：2020年4月17日 0時
