とある同部屋の夜 続き(完結) 2 ページ18
「ねぇ、佐久間くん、この前のことなんだけど、」
「うん？なぁーに？」
「俺からの気持ちは本心だから。」
「へ？何か言ってたっけ？」
「うそでしょ、好きって言ったよ？」
スタッフ 「着きました〜。」
メンバー 「ありがとうございます！」
その後、順調にロケをこなしながら、
頭の中では、あの日を思い返してみる。
そっか......
あの日、みんなでご飯食べてる時、
飲んでたわ。
佐久間くんとは、席が遠くて、
止められなかったけど、
お酒弱いのに、
確か、一杯だけ、飲んでた。
お酒ぬけてなかったとしたら......
まじで覚えてないのかも。
ちょっとムカついて、
ジトっとした目で、遠くの佐久間くんを、見ていたら、
ふっかさんから集合が、かかった。
紫「今日の部屋割ねー。
じゃんけんで揃った2人から
抜けてく感じねー。いくよ？」
メンバー「じゃんけん、
おー！1組決まった！」
佐久間くんが、よくパーを出すから、
反射的にパーをだしたら、
なんと2人だけだった。
黄「はい、佐久間とめめね。」
一発で決まった、
佐久間くんとの同部屋。
真正面にいた佐久間くんと
バチっと目が合う。
「佐久間くんと一緒。」
「めめか、嬉しい。」
「期待させないでよ。」
「ん？」
とりあえず、この前の話をして、
気持ちを確認しないと。
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いつの間にか仕事が終わって、
旅館に着いていた。
布団か、今日は。
風呂上りの佐久間くんの、
サラサラの髪。
今日もまじで綺麗だな。
あんま、見ないようにしよ。
「ん？めめ、何か言った？」
「あ、言ってない、」
「そ？」
心配そうに、こっちに来る佐久間くん。
「めめ、大丈夫？今日、ちょっと変だったよ？」
あなたのせいです。
とは、言えず、
正直に、この前のことを、話すことにした。
「..........まじ？それ、俺、酔ってたわ.......。」
「やっぱそっか。」
「ごめん、ほんと。」
「えっ、謝んないで、なかったことになるじゃん。」
「なかったことに、し」
コンコン！
「あ、」
「誰だよ！」
「見てくるね？」
「あ、行かないで、佐久間くん、」
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作者名：Aries | 作成日時：2020年4月17日 0時
