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夕ご飯は、カジュアルな雰囲気のイタリアンバルのお店。
ご飯を決める際、『ここどうですか？』と翔さんから数件のお店のURLを送られてきて、その中から私が『このお店気になります！』と返事をすれば、『俺もこの店が一番いいなって思ってました』と返ってきた。
一番いいなと思ったお店が翔さんと同じだっただけで、頬が緩んでしまった。
候補のお店も全部私の好みだった。翔さんとは食の好みが合うのかもしれない。
この前行ったオムライスが美味しいお店もドンピシャで好みだった。
お店に着いて、案内されたテーブル席に腰掛けた。メニュー表を見ながら食べたいモノも一緒に選び、注文をした。
このお店はワインの種類が豊富で、でも普段はあまりワインを飲まないからよく分からず、翔さんと一緒のワインを選んだ。
「翔さんってよくお店知ってますよね」
店員さんが去ってから、テーブルを挟んで向かいに座る翔さんに話しかけた。
「ふふ、敬語抜けないね」
「あ…」
意識せずに口にした言葉に、翔さんに言われて気付いた。
翔さんがクスクス笑いながら、「呼び方の問題かな？」と少し首を傾げた。
「確かに、タメ口なのに互いに“さん”呼びって可笑しい気もする」
「じゃあ…Aちゃん？」
「えっ…」
不意にそう呼ばれ、あり得ないほどドキドキした。心臓が破裂しそうだった。
翔さんが少し上目遣いで私を見つめて「そう呼ばれるの嫌？」と遠慮がちに言った。
大きな瞳がキラキラしてて眩しい。そんなこと言われると、嫌だなんて言えないよ。
そもそも嫌なわけないよ。ずるいなぁ、いちいち翔さんは。
ううん、とブルブルと首を横に振れば、翔さんは「じゃあAちゃんって呼ぶ」とにっこりと笑って見せた。
整った白い歯を見せ、爽やかな笑顔。翔さんのその笑顔が好きだと思う。
出会ったあの日から、その笑顔に胸がキュンとして、ドキドキした。
私にだけ、その笑顔を向けて欲しい。そう思うのは、欲張りですか？
「じゃあ私は…翔…くん？」
ドキドキと早打ちする心臓を抑え込んで、翔さんの反応を窺えば、翔さんはふふっと照れ臭そうに笑いながら「うん」と頷いた。
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にゃん(プロフ) - 続きを書いて下さってありがとうございます。足が遠のいたり書けなくなる人の気持ちも分かるので更新して頂けると凄く嬉しいです(*'▽'*)♪ (2022年11月27日 0時) (
レス) @page36 id: b010e36986 (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - 更新めちゃくちゃ嬉しいです！！待ってました！！またゆる〜く待ってます♪ (2022年11月7日 0時) (レス) @page36 id: 8aa8752128 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 待ってる人ちゃんといますよ！更新ありがとうございます！ (2022年11月6日 12時) (レス) @page36 id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 妃紀さんお久しぶりです。更新ありがとうございます🤗とても嬉しかったです👏👏😍 (2022年11月6日 9時) (レス) @page36 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 今晩は。続きが読みたいです (2021年10月23日 22時) (レス) @page32 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃紀
| 作成日時：2019年8月25日 22時
