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「あのさ、和也…」
二宮さん越しに見える翔くんが、不思議そうな顔で二宮さんに声を掛ける。
私と二宮さんの関係を言及しようとしている様子。確かに不思議だろう。ここの繋がりは。
「ああ、俺Aちゃんと友達なのよ」
「えっ！と、友達！？」
残業で疲れているはずなのに相変わらず爽やかでキラキラしててかっこいいな、と余計なことを考えている隙に、二宮さんから衝撃的な発言。
その発言にまた大げさに声を上げたら、二宮さんはさっきと同じように悪戯っ子な笑顔を私に向けた。
この人…結構意地悪？というか、うーん…掴みにくい。
「え？俺らって友達じゃないの？」
さも当たり前のような顔で首を傾げる二宮さん。
だからその仕草…いちいち可愛い。イケメンに耐性はあるけど、この手のイケメンは新種だ。
「…友達、ではないような気がします」
「えー水臭いなぁ、この前お茶した仲なのに？」
「しましたけど、それは潤くんを介してなので…」
「友達の友達は友達でしょ？」
「あーそういう人いますよね！でも私は否定派なんですよー」
「なんで？」
「だって友達の友達とは繋がりなくないですか？他人ですよ」
「ふーん…意外とAちゃん固いね。誰とでも仲良くなれそうなタイプに見えた」
「それよく言われます。けど意外と人見知りしちゃうところもあるんですよね」
「へぇ〜、意外」
あははって笑ったら、二宮さんもあははって笑って。
それから二宮さんが「カンパーイ！」って手に持っていたジョッキを私にぶつけてきたから、何となくその流れに乗って「カンパーイ！」って言っちゃって、ジョッキに残っていたビールを飲み干していた。
…って、あれ？
この異様な状況に一瞬溶け込みかけたことにハッと気付いた。
「あー、すみません。ビール追加で！Aちゃんもビール頼む？」
「えっ…あ…」
「もう一杯ビールお願いしまーす…あ、翔さん頼んだ？」
「ああ、焼き鳥と一緒に頼んだ」
手にある空になったジョッキが二宮さんの手から奪われたら、次の瞬間には智くんから新しいジョッキが手渡されていた。
…あれ？ちょっと待って！私、一杯飲んだら帰るはずじゃなかったっけ？
でもどちらにしても翔くんと顔を合わせてしまったから意味ないか。
それにしても二宮さんのペースに乗せられている気がするのは気のせい？
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にゃん(プロフ) - 続きを書いて下さってありがとうございます。足が遠のいたり書けなくなる人の気持ちも分かるので更新して頂けると凄く嬉しいです(*'▽'*)♪ (2022年11月27日 0時) (
レス) @page36 id: b010e36986 (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - 更新めちゃくちゃ嬉しいです！！待ってました！！またゆる〜く待ってます♪ (2022年11月7日 0時) (レス) @page36 id: 8aa8752128 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 待ってる人ちゃんといますよ！更新ありがとうございます！ (2022年11月6日 12時) (レス) @page36 id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 妃紀さんお久しぶりです。更新ありがとうございます🤗とても嬉しかったです👏👏😍 (2022年11月6日 9時) (レス) @page36 id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 今晩は。続きが読みたいです (2021年10月23日 22時) (レス) @page32 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃紀
| 作成日時：2019年8月25日 22時
