個性的 ページ10
物音がして私は厨房を覗いてみた
すると三人が中にいた
多分この人たちが使用人なのだろう
なんて声かければいいの？
戸惑っていると背後から声をかけられた
セバスチャン「おやおや、そんなところでなにをしているのです？」
フィニ「あ、セバスチャンさん！あれ？知らない人いる。」
セバスチャン「はぁ…こちら今日から入られたメイドのアリアです。自分の名前くらい言ったらどうなんです？」
『うっ…そんな目で見ないで…』
まず麦わら帽子の男の子が庭師のフィニアン
フィニとみんなは呼んでいるらしい
同じメイド服を着た女の子はメイリン
そして調理服のようなものを着た男はバルロイド
バルドと呼ばれているようだ
セバスチャンが言う限りまともに仕事ができないらしい
小声でこの人言ったけどね
セバスチャン「昼間などは私が連れ出しますのであまり顔を出すことは少ないと思います。ですが皆さんはくれぐれもこの方に変な言葉を教えないようにお願いします。」
『この人たち変な言葉言うの？』
セバスチャン「あなたは三人の口車に乗らないようにお願いします。」
うん…
私だけじゃないわ
この失礼さはこの子達にも向いてたわ…
この人本当に執事かな！？
失礼すぎるんだけど！！
セバスチャン「ということでさっそく私はアリアに用がありますので皆さんはくれぐれも大人しくお願いします。」
『あるんだね…』
セバスチャン「坊っちゃんがお呼びですので。」
『坊っちゃんって呼んだ方がいいの？』
セバスチャン「ご自由にしてください。」
お？
いいんだね？
じゃあ、お言葉に甘えまして
『じゃあ、セバスチャンのあだ名考えるね。』
セバスチャン「そんなことに頭を使うなら別のことに生かしてください。」
『え、無理。』
セバスチャン「は？」
三人の使用人は笑っている
するとセバスチャンはものすごい速さで三人の頭を殴った
その後に私の頬を両手で挟んだ
地味に優しいのはなんで？
セバスチャン「あなたって人は……ここまで私を怒らせる人は初めてですよ。」
『あ、それ褒めてる？それほどでも。』
セバスチャン「褒めていません。ですがお客様の前は絶対にやらないようお願いします。」
『分かったよ…セバスチャン。』
私あと何回
この悪魔に頬を触られないといけないの？
めちゃくちゃ痛くやられるかと思ったらさ
めちゃくちゃ優しいんだよね
加減分かってるのかな？←
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百花(プロフ) - いなりさん» ありがとうございます！ご期待に答えられるように精一杯頑張ります！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 2b8b864587 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - この話面白くて大好きです!!!! 待ってます!!! (2021年3月16日 14時) (レス) id: 24e629b724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2021年3月10日 10時
