メイド ページ8
一通りセバスチャンに案内された
最後に部屋に案内されてメイド服を渡された
外に出てるから早く着替えろと言われた
私は部屋の中でメイド服を着てから鏡で自分の姿を見た
待って…これ需要あるかな？
似合ってるのか不安なんだけど。
鏡に向けてにらめっこしていた時だった
セバスチャン「いつまで着替えているんです？」
『ちょっ！！なんで入ってくるの！？レディーの部屋に入る時はノックしないと！』
セバスチャン「あなたにその羞恥心があるとは驚きました。」
『失礼な悪魔…』
セバスチャン「その名はやめなさいとおっしゃりましたよね？」
言ったね
するとセバスチャンが鬼の形相で私の両頬をつまんだ
そして早口でグチグチと言い出した
何言ってるのか分かるけどつままれてる頬があんまり痛くないや…
セバスチャン「ということで分かりましたね？」
『はい…セバスチャン。』
セバスチャン「ではあなたはエントランスの清掃をお願いします。」
『分かったよ…』
セバスチャンは出ていった
私は仕方ないのでそこら辺にあったバケツに水を入れた
そしてモップと箒を持ってエントランスに向かった
エントランスで私は清掃をしていた
あのセバスチャンとかいう悪魔は専属執事らしい
他に使用人がこの屋敷には四人いるらしい
まだ会ってないがそのうち会うことになるだろう
私、人嫌いなんだけど…
え？心の中では大丈夫そう？
怖いって訳じゃなくて嫌いなだけ
本当はものすごく避けたい
ある程度綺麗にしとけばセバスチャンは何も言わないでしょ
清掃をしてから長い時間が経過した
私は清掃を終わらせて片付けた
モップと箒を元あった所に戻した時だった
セバスチャン「随分と仕事熱心ではありませんか。あの時はあんなに嫌がっておられたのに。」
セバスチャン…気配を消して私に近づくのやめてもらいたい
だって心臓に悪いって
私はセバスチャンと向き直ってから言った
『人のこと散々脅しておいて…』
セバスチャン「ふふっ…とても無様です。」
『本当に呪い殺そうか！？キミ！！』
セバスチャン「掃除はとても綺麗にやられておりました。合格といたしましょう。」
『嬉しくない……』
今すぐにでもモップでこの顔殴ってやりたい…
なんか悪魔なのによく微笑むなぁって思う
だって悪魔って基本的感情をあんまり外に出さないのが多いから
珍しい悪魔…
普通にそう思ったのだった
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百花(プロフ) - いなりさん» ありがとうございます！ご期待に答えられるように精一杯頑張ります！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 2b8b864587 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - この話面白くて大好きです!!!! 待ってます!!! (2021年3月16日 14時) (レス) id: 24e629b724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2021年3月10日 10時
