この人鬼畜 ページ6
って関心してる場合じゃない！
つまり私の貴族のマナーの知識があれば客に出しても無礼を働かないと思ってるんだよね？
客の受け寄せのために私を必須としてる？
待て待て…
遊女じゃないのよ、私は。
セバスチャン「はぁ…それとファントムハイヴ家はご存知でしょうか？」
『確か悪の貴族で女王の番犬だったよね？』
セバスチャン「おっしゃる通りです。つまりあなたのその呪いのお力添えがほしいのです。」
呪いの力を誰かに必要とされたことはない
逆に毛嫌いされることしかなかった
そんな私を必要とする？
呪いの力を必要とするの？
これが悪魔の囁きとは知っていたけど
私は伸ばされた手を掴み取ろうとしてしまった
悪魔の囁きって恐ろしいね…
『…いいよ。もう…残りの人生その主人に費やしてあげるよ。』
セバスチャン「あなたまだ２０年くらいしか生きてませんよね？」
『そこつっこまないでくれる！？』
セバスチャン「ではお屋敷へ参りましょう。主人も待っていることですしね。」
するとセバスチャンが私を抱き上げた
なんで抱き上げる必要あるの！？
あのね？セバスチャン。
普通の女の子ならキャー！ってなってるよ？
だけどね、全然ときめかないよ！
『なにをするの！？』
セバスチャン「今日は予定がたくさんあります。しっかりお捕まり下さい。」
セバスチャンがものすごいスピードで走り出した
悪魔ってなんでもありーー！？
数十分後…
ファントムハイヴ邸に到着した
だけど私は目を回していた
セバスチャン「情けないですね…あなたは乗っていただけなのですよ？」
『私が弱ってる姿見てどう思ってる？』
セバスチャン「とても無様で滑稽です！」
『そんないい笑顔で言わないでもらえる！？』
セバスチャン「屋敷をご案内致しますので自力で歩いてください、あと重いです。」←
『おい、レディーに対して重いとはなんだ。重いとは！あと鬼畜！！』
下ろされてからセバスチャンは早歩きで歩き始めた
こちらを気にすることもなく歩いていた
もちろん追いつけるわけもなく
差が広がっていく
それを見たセバスチャンは私に向かって言った
セバスチャン「早く追いつかないと殺しますよ。」
ねぇー！この人鬼畜ー！！！
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百花(プロフ) - いなりさん» ありがとうございます！ご期待に答えられるように精一杯頑張ります！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 2b8b864587 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - この話面白くて大好きです!!!! 待ってます!!! (2021年3月16日 14時) (レス) id: 24e629b724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2021年3月10日 10時
