隠し事 ページ30
とりあえず全部の部屋を見て手分けして回った
だけど異常なところはなくて
本当に亡霊とか笑える話あるのか？と思ってしまった
すべて回った後にエントランスにて集まった
セバスチャン「特にありませんね。」
『ただの噂だったって訳だ！さぁー！帰ろー！』
セバスチャン「ただ一つ見ていない部屋があるのです。その部屋は鍵穴もなくただのドアなのですが閉まっているのです。なにか心当たりはありませんか？」
あの部屋のことか…
あの部屋だけは絶対に見せたくない
だから私はそんな部屋あったんだねと言った
まぁ…私が１７の時だから知らないことが多いのは当然
本当は全部知ってるけど…
『まぁそろそろアフタヌーンティーの時間じゃない？戻らないと怒られるよ。』
セバスチャン「そうですね。あなたはだいぶ演技力に優れているようで…私でもあなたのその言葉が真実か嘘なのか…分かりませんよ。」
『セバスチャンだって嘘言うじゃん。それより早く帰って残しておいた硬いパン食べたい。』
セバスチャン「あなたはなんてものを残して食べようとしてるんです…」
早く早く！と私はセバスチャンの手を掴んで屋敷の外へ出た
そこからセバスチャンは鍵をちゃんと直した
まぁ、その部屋は絶対に入れはしないよ
だって私の呪いの力に反応して開くようになってるんだから…
つまり私の部屋…
裏のだから今回のこととは全く関係ない
ファントムハイヴ邸に戻ってきて報告を済ませた
単なる噂ということで処理されることになった
まぁ、女王陛下からの依頼ではないから
好奇心の問題で調査しただけであってそういう結論で問題ない
『じゃあ私は硬いパンかじってくるから。』
セバスチャン「お待ちください。」
セバスチャンに肩を掴まれた
なに？と振り返る
するとセバスチャンは少々お付き合い願えますか？と聞いてきた
『私の硬いパンがもっとカチコチになっちゃうでしょ！！』
セバスチャン「その方がいいのではないですか？」
『この悪魔…！』
何に付き合えというのこの男は…
するとセバスチャンは私の手を引いて歩き出した
あれ？
セバスチャンいつも歩幅合わせずに鬼畜なこと言ってくるのに
こういう時は合わせるんだ…
セバスチャンは気分屋？
え。なにそれ
猫好きで猫に執着しすぎて猫化した？
セバスニャンできた？
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百花(プロフ) - いなりさん» ありがとうございます！ご期待に答えられるように精一杯頑張ります！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 2b8b864587 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - この話面白くて大好きです!!!! 待ってます!!! (2021年3月16日 14時) (レス) id: 24e629b724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2021年3月10日 10時
