人の話を聞けー！ ページ23
朝から散々な目にあった…
また厨房にセバスチャンはいるだろうな〜
よし今度こそ飛び蹴りをお見舞いしてやるんだから！！
厨房を覗くとこちらを向いて微笑んでいるセバスチャンがいた
できなかった…( ´･ω･`)
セバスチャン「準備ができているようですね。では、朝食の準備も早めに整いましたので少しお話しましょうか。」
え？
セバスチャンが…お話！？
悪魔が私にお話を求めるとは……
どういう風の吹き回しかね？
セバスチャン「ではこちらへどうぞ。」
セバスチャンに手を引かれて部屋にやってきた
互いに椅子に座って話すことにした
話すって言ってもほぼ話したよね？
一緒に作業してる時は…無言か漫才的なことしてるけど
ほぼこの人知ってる気がするんだよなぁ…
セバスチャン「ではお聞きします。」
『なになに。改まって。』
セバスチャン「その左肩の黒色の模様はいつ頃からありますか？」
『え…な、なんで知って…』
なんで知ってんだこの男ー！！！
見せた覚えないよね！？
もしや、勝手に見た？
え、それ私からメイド服を脱がしたってこと？
変態かよ！！ふざけんなー！
セバスチャン「理由はどうであれお聞きしていることに答えてください。」
『１５の時だけど…』
セバスチャン「分かりました。では私からのお願いということになりますが今後呪いの力は不可能なことを可能にすることはおやめください。」
『うん、二度としない。』
呪いの力のことについて聞きたいのか…
なーんだ
セバスチャンの恋路でも聞けるのかと思って
冷やかす準備してたのに←
でも悪魔の恋路ってめっちゃ気になるんだけど普通に
その時セバスチャンの口から驚くべき言葉を聞くことになる
セバスチャン「アリアは恋をしたことがありますか？」
『はい！？』
セバスチャン「今はいと仰いましたね？」
『同意の意味じゃない！！』
セバスチャン「あなたも隅に置けませんね。」
『ねぇ、人の話聞いてた！？違うって言ってるでしょ？』
セバスチャン「その恋が実ることを願いますよ。」
『おい！だから恋なんてしたことないって！！』
セバスチャン「ではそろそろ仕事に戻りましょう。坊っちゃんの目覚める時間ですから。」
『人の話を聞けー！』
何あの悪魔…！
人の話やっぱり聞いてない
本当に私恋とか愛とかの感情持ったことないのに…
いつか絶対降伏させてやるー！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百花(プロフ) - いなりさん» ありがとうございます！ご期待に答えられるように精一杯頑張ります！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 2b8b864587 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - この話面白くて大好きです!!!! 待ってます!!! (2021年3月16日 14時) (レス) id: 24e629b724 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百花 | 作成日時：2021年3月10日 10時
