あんた本当に悪魔？ ページ17
説教を受けながら私はセバスチャンに手当てをされていた
セバスチャンと違って私は手袋してないからね
メイドに手袋って変だし
薬を塗られてる時本当に痛かった……(/；ω；＼)
セバスチャン「私に痛い思いでもされに来たんですか？」
『そんなわけないでしょ！』
セバスチャン「ではなぜ素手で薔薇に触れたんです？」
『綺麗だったからつい…』
セバスチャン「はぁ…あなたって人は…どれくらい世話を焼かせる気なんです？」
そんなこと言いながら手当てしてる時は優しい
え？あんた本当に悪魔？
悪魔ってこんな優しい人いないイメージなんだけど？
主人以外は優しくないイメージが強いんだけど
え、優しい←
セバスチャン「次から触れる時は軍手を必ずしてください。」
『はーい、パパ〜』
セバスチャン「は？」
『とりあえず次やることはなに？』
さりげなくパパって言った時のセバスチャンの顔が…
いや、パパじゃなくてママ…？
悩んでいるとセバスチャンが私の顎を片手で掴んだ
うわ、怒ってる…
強引に掴まれたし
セバスチャン「一度しか言いませんのでよく聞いてください。これから私はティータイムの片付けをしなくてはなりません。晩餐の下ごしらえをお願いできますか？」
それ頼む相手違くない？
それ料理長のバルドさんの仕事でしょ？
私に頼む理由あるの？
そう言えばバルドさんが料理してるところ見た事ないかも
いつも私が飛び蹴りしようとする相手しか厨房にいないし
『え？バルドさんじゃないの？それやるの。』
セバスチャン「彼は…兵器で火力をするので心配なのです。それにあなたは一人暮らしをしていてちゃんと料理を作れるでしょう。下ごしらえくらいできるんじゃないですか？」
できないの〜？あれ〜？みたいな顔してる
絶対完璧にしてやる！！
セバスチャンのバカぁ！！
『できるよ、できる！じゃあやってくるね。』
セバスチャン「こちら下ごしらえの方法をまとめたメモです。このとおりに行ってください。」
oh(´・ω・｀)...
ちゃんとメモまでくれるの…？
え、セバスチャンってさ
実は…かなりしっかり者！？
うそぉ！
今までの行い的に私にはそんなふうに見えてないぞ
私はメモを受け取って厨房へと走り出した
その姿を見てセバスチャンが少し笑ったことは知らなかった
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百花(プロフ) - いなりさん» ありがとうございます！ご期待に答えられるように精一杯頑張ります！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 2b8b864587 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - この話面白くて大好きです!!!! 待ってます!!! (2021年3月16日 14時) (レス) id: 24e629b724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2021年3月10日 10時
