5粒 ページ5
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Aさんにはぐらかされたあの日からもう1週間が経った。幹部としての生活にも慣れて、自分は大先生の軍隊の副隊長という所に立たせてもらっている。遠距離を得意とする俺にとっては丁度いい場所と言っても過言ではなく、こんな自分でも頼ってくれる兵は沢山居た。
頼られる嬉しさを知って、大先生に茶化されるのにも慣れてきた今日この頃だがもう少しだけ練習したくて訓練が終わっても尚、総合訓練場まで足を運んでしまう。
ドアを開けてみると、中にはコネシマさんと…あれ誰や、は？女？
女でコネシマさんと戦える人なんて1人しか居ないが、その人物を信じたくも認めたくもなかった。……なんで、あんな綺麗な顔で戦ってんねん。
あの日、初めてちゃんと顔を合わせた日が頭の中に蘇る。その時のあっさりした顔なんかじゃない、額に汗を滲ませて口元は少しだけ釣り上げられていた。
こんなにも距離はあるのに、その姿がクリアに目に映って、綺麗だなんて、
zm｢っかー、やっぱ強いわA！！｣
sho｢ほんま、ココ最近メキメキ力あげてんなぁ。3年前ぐらいは書類仕事しかしてなかったんに。｣
kn｢書類ばっかやってたからやろ。はー負けた負けた！お前なんでそれで軍隊作らず孤立してんねん。｣
『………んー、私女だし、毛嫌いしてる兵士も多いからかな。ほら、女で兵士とか可笑しいじゃん。』
また、あの時の苦笑い。
彼女の笑顔はまぁ素敵だと好きではないが思う。嗚呼なんか、男とかかるーくおとせるんやろなーみたいな。その上強いし気配り上手やし。俺はそんな好きやないけど。
ここ1週間で分かったが、ここの幹部はどうやらAさんに大分愛着が湧いているらしい。仕方が無いことだとは思うけどなんかこう、あんまりこの人に執着し過ぎててマジかってなるところはあるな…。
練習しに来たのに出入口で足を止めて頭を抱える。外からは雨の音が聞こえてきた。
kn｢あ、ショッピ君か？あれ｣
sho｢んー？あ、ほんまやショッピ君やん。｣
syp｢すみません、物足りなくて来たらやってたので｣
zm｢自主練？ええやん、付き合うで。｣
俺が合流すると手を振ってくれて笑いながら話してくれる。もう大分やってるのだろうか、ゾムさんもシャオロンさんもいつもよりは少し疲れているような顔をしていた。
zm｢そうかぁ、自主練か…ショッピ君も脳筋にはならんよう気をつけてな。｣
『やりすぎたらロボロになっちゃうから』
その言葉に全員で笑っていた。
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きらら(プロフ) - 完結したっ…いい終わり方でしたァっ…ガチ目に泣きました… (2019年11月22日 5時) (
レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - びりびりしますね、更新楽しみにしてます。ぞくぞくして面白いです (2019年11月4日 23時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - ひくん大好きです！四ツ谷さんの小説好きなので更新待ってます！ (2019年9月23日 21時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - いっぱいちゅき… (2019年9月13日 21時) (レス) id: da8d83ddba (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 本っ当に四ッ谷さんのぴくん好きです！更新頑張って下さいっ！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: b039efaad2 (このIDを非表示/違反報告)
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