28粒 ページ28
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2人でメモを確認しながら城下町に下りる。これはまぁ買いに行く人のことを考えずに書いてますわ…。
syp｢大分好き勝手に書いてますね。｣
『………ひとらん肥料って重くない？』
syp｢でもまぁ1kgならなんとでもなるやろ。｣
『大丈夫かな…』
ついつい気が抜けて敬語を外してしまうも、Aさんはあまり気にしてないように見えたのでほっとする。…距離近いし顔良く見えて変にドキドキとしてしまい変な気持ちになってくる。
…落ち着け、落ち着け俺。
ふぅ、と息を整えたら隣の子の人は呑気に頭に？を浮かべているかのような顔でこちらを見てきた。
『えっと…大先生はネクタイピンか。どんなのかはAちゃんのセンスに任せるなはぁとって書いてる。』
syp｢気持ち悪いっすね。｣
『気持ち悪いね。じゃあ探しに行こっか。』
適当な雑貨屋さんを探し、雰囲気がいいなと思ったところを見つけた。Aさん、と言おうとした途端、彼女はその言葉が聞こえなかったのか先に行こうとしてしまう。
それになんだか不安を煽られて、手を咄嗟に掴んでしまった。
やけに手が冷たくて、背筋が何故か凍る。
『…ショッピ君？』
syp｢…あ、すい、ません｣
『顔色悪いよ？大丈夫？』
syp｢…大丈夫っす。あの…いい雑貨屋さん、見つけたんです。｣
『ほんと？じゃあそこ行こっか。』
手は解かず、そのまま俺が誘うままに進んでいく。冷たい手を暖かくしたいなんて、言ったら気持ち悪がられるんかな。溜息を吐来そうになるのをぐっと堪えて、その場所にやっと着いた。
アンティークな所と言えばちょうどいいだろう。雰囲気は落ち着いていて、カランコロン、と音を立てて入ってみると何人かの客と思われる人が目に入る。
「いらっしゃいませ〜。…あら、幹部の方じゃないですか。こんな辺鄙な場所に態々どうかされましたか…？」
『いえ、少し買い出しに出ていて。…中を見ても大丈夫ですか？』
「そうでしたか…ではごゆっくりしていってくださいね。」
俺の方を見て微笑ましそうに笑ったかと思えば、手を繋いでいたことを思い出して勢いよくパッと離す。
Aさんはそれにくすくすと笑って、奥の方行こ、と今度はAさんから手を握ってくる。もう手は冷たくなくて、はい、と返事をした。
『あ、これどう？』
syp｢いいと思いますよ。｣
うーんでもなぁ、とそれでも渋るAさんを見て笑みが溢れてしまう。
外の雲行きは少し怪しい。
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きらら(プロフ) - 完結したっ…いい終わり方でしたァっ…ガチ目に泣きました… (2019年11月22日 5時) (
レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - びりびりしますね、更新楽しみにしてます。ぞくぞくして面白いです (2019年11月4日 23時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - ひくん大好きです！四ツ谷さんの小説好きなので更新待ってます！ (2019年9月23日 21時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - いっぱいちゅき… (2019年9月13日 21時) (レス) id: da8d83ddba (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 本っ当に四ッ谷さんのぴくん好きです！更新頑張って下さいっ！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: b039efaad2 (このIDを非表示/違反報告)
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