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sho｢……よし、今なら行けそうやし行くで。｣
『うんっ…』
床に倒れている人達を避けながら早足でこの場から去る。きっとここの見張りをしていた人だろうか。海洋民族はゾムさんやコネシマさんが引き付けてくれているらしい。私達も早く逃げよう。
逃げている時、曲がる寸前でトントンが通り過ぎて行った。どうやら気づいてないらしい。監視カメラは大丈夫なのかと目を配ってみると、赤いランプが付いていなかったので機能してないのかと瞬時に理解をする。
案の定、海賊の誰かが潰したのだろう。監視室にはロボロがいると思うんだけど…。上手いことやったのかな。歩きながらそんなことをかんがえていた。
sho｢よし、こっからダッシュで逃げるで。…走れるか？｣
『大丈夫…！ここ以外の出口ないもんね』
sho｢俺がゾムぐらい運動神経よかったらええ話なんやけどさ…！！｣
『いいよ、シャオロンはシャオロンじゃん。…行こ。』
sho｢………おう。｣
そこから走って敵が居る中を突っ走る。敵はそんな私達に通り過ぎてから気がついたのか慌てていた。怖い怖い怖い…！
でもそんな時、私は腕を取られて動きを止められた。
『………鬱。』
sho｢な、大先生お前…！｣
ut｢…なぁ、行ってまうんか、Aちゃん。｣
『行くよ、私は。』
ut｢ここに居ってや。みんな優しいやろ？｣
『私は優しさじゃない、自由が欲しいの』
ut｢ご飯だって、生活する場所もある｣
『自分のしたいことをして行きたくなったの。それならご飯も生活も惜しくない』
ut｢辛いことはないんやで？｣
『自分に嘘をつきたくないの。…それを考えたら、私はこの空間が辛いよ。』
ut｢帰ってきてや、Aちゃん…｣
『ごめん、鬱…』
シャオロンも私たちの話を聞いて何を思ったのか、するりと握る手を離した。鬱は私に抱きついてくる。それに手を回すことは出来ない。
ごめん、ごめんね。
ut｢…ホンマに、行くん。｣
『うん。…ごめん。』
ut｢本当は怪我させてまで行かせたないけど…女の子傷つける趣味はないしな｣
『キザだなぁ。…ありがとう。私行かなきゃ。』
ut｢また、な。｣
やっと離してくれた鬱を見てみると泣いていた。それが少し心残りだけれど私はもう後に引き返したくない。
鬱がぽつりと言った言葉が頭に残る。…ううん、やめよう。早く行かなきゃ。
ut｢俺らはずっと、愛してたんやで。｣
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誕生日おめでとう私
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四ツ谷抹茶(プロフ) - Alexさん» ありがとうございます…！！！そう言って頂けて光栄です、どうぞこれからも応援よろしくお願いします…！ (2019年7月16日 19時) (
レス) id: 2106793cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - とても面白かったです！応援してます！ (2019年7月16日 13時) (レス) id: 9980b2e5cf (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - かなさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました！最高言っていただけるような作品を届けることができてとっても嬉しいです…！応援まで…本当に感謝しかありません、次回作も期待して待っていただけたら有難い限りです、よろしくお願いします！！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
かな - 初見失礼します！本当に最高でした！もう最後のut先生の所は恥ずかしながら泣いてしまいましたw次は脅威の作品を見ようと思います！そしてこんな中学生の拙い文章を読んで頂けると嬉しいです。貴方様をずっと応援させていただきます！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 2f3992ceb8 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - 理香さん» コメントありがとうございます！今回の小説は憧憬というキーワードを意識して書いていたのでそういう感想を聞けて私も嬉しいです…！これからの航海もいいものであるといいなと私も思います…ここまでの応援、感謝です！次回作もよろしくお願いします！！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
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