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今日はなんだか暇だった。いつも外を見てぼーっとしていたのだが、今日は自然と何かがしたくなる。部屋に何かないだろうか。
今思えばクローゼット以外の物をあまり触らなかった。殆どベッドに座って窓を眺める。勿論この窓は空いたりなんかしない。部屋に外の陽の光を入れるためのもの。
鳥が羨ましいなんて思ったこともあったっけ。
部屋に備え付けてある机の引き出しを引いてみればノートと鉛筆が見つかる。暇なので何か日記でも付けてみようか。
昨日ゾムからシャオロン達の話も聞けたこと、今度は助けに来てくれるという話もあってか今日は気分が良かった。…だと言うのに。
扉をどんどんと叩く音が部屋に響く。それにあまりにも吃驚してしまう私は思い切り肩を揺らす。同様し過ぎたせいなのか机も少しだけ揺れてしまった。誰よ、扉を乱暴に叩く人は…。鍵を開けて見てみると、冷や汗をかいた様子のショッピ君がそこには居た。
『ショッピ君？どうし』
syp｢行きますよ、時間が無いんです｣
『っは、？』
ショッピ君は私の腕を取るなり急に早足で歩き出した。あまりにも掴む手の力が強すぎて顔をしかめる。
それでもショッピ君は私を見る暇もなく先にへと進んで行った。
そんな私たちを慌ただしそうにひとらんやトントンが走り抜けていく。なんで反対方向に向かっているのか、それは私にも分かるわけはない。
syp｢今だけなので今はここに避難してください。お願いします。｣
『…牢獄、』
syp｢地下の部屋なんでここぐらいしかないので。見張りは付けておきます、じっとしていてください。｣
ショッピ君、今避難って言ったけど…もしかしてシャオロン達が来てくれたのかな。でも見張りも付けて、こんな牢獄に閉じ込められてしまった。なんでこんなに私を保護する理由があるのだろう。
意味も分からなくて頭を抱えたくなる。早く帰りたい。ここから逃げ出したい。
結局、日記もつけられなかった。少しの間って彼は言っていたけれど私はどうなってしまうのだろうか。一生このままとか、本当に笑えないし…。
ぴた、と地面に手をついてみるとひんやりと冷たさが体に伝わる。それが涙腺にも来たのだろうか、涙が自然と出てきて床に落ちていく。
泣きたくなんて、ないのに。
止まることを知らない涙は次から次へと出てくる。
助けて、お願い
sho｢っは、はぁ、A、どこにおんねん…！｣
シャオロン
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四ツ谷抹茶(プロフ) - Alexさん» ありがとうございます…！！！そう言って頂けて光栄です、どうぞこれからも応援よろしくお願いします…！ (2019年7月16日 19時) (
レス) id: 2106793cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - とても面白かったです！応援してます！ (2019年7月16日 13時) (レス) id: 9980b2e5cf (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - かなさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました！最高言っていただけるような作品を届けることができてとっても嬉しいです…！応援まで…本当に感謝しかありません、次回作も期待して待っていただけたら有難い限りです、よろしくお願いします！！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
かな - 初見失礼します！本当に最高でした！もう最後のut先生の所は恥ずかしながら泣いてしまいましたw次は脅威の作品を見ようと思います！そしてこんな中学生の拙い文章を読んで頂けると嬉しいです。貴方様をずっと応援させていただきます！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 2f3992ceb8 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - 理香さん» コメントありがとうございます！今回の小説は憧憬というキーワードを意識して書いていたのでそういう感想を聞けて私も嬉しいです…！これからの航海もいいものであるといいなと私も思います…ここまでの応援、感謝です！次回作もよろしくお願いします！！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
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