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もう、何日経ったんだろう。2週間が経過してから私は日を数えることはやめた。もう一生出れない様な気がしてならないのだ。この部屋から出ることは許されても、外に出るなんてこと…。
喉から溢れてきそうなほどの弱音をすべて心の中で吐いた。
そんな時、部屋のドアからノック音がする。時間からして夕食の時間だろうか。私はドアを開けてご飯だけ貰おうと思っていた、のだが、
zm｢わり、匿ってぇや。｣
『え、え？！！？ぞ』
zm｢しーっっ阿呆か！！！匿え言うとんねん…！｣
ゾムさんが焦った様子で私の口を押さえたので、それに頷いて従った。本当は着替える時にしか使っては行けないカメラの電源をオフにして、ゾムさんを招き入れる。
『…どうしたんですか、こんな所まで』
zm｢A捜索隊やで、どや、カッコイイやろ。｣
『私はそんなことを言って欲しいわけではありません！！…危ないので帰ってください。お願いです。』
zm｢やーだ。まぁこのまま攫って帰ってもええんやけど。｣
人の話に耳を傾けようとしないゾムさんに呆れを持った。本当に帰ってほしいわけではない。なんならここから出して欲しい。…でも、海洋民族という呪縛から解放されたゾムさんやシャオロン、コネシマさんを巻き込みたくなんてない。
ここは海洋民族の拠点基基地。こんな所にいつまでも居させる訳にはいかなくて。
zm｢今回は部が悪いかなー。実質俺がここにいるのもバレてるようなもんやし。｣
『…え？今なんて』
zm｢ここに居るのも多分バレとる。｣
『………はぁぁあ〜…』
zm｢まぁまぁそんな肩を落とさんといてや｣
『いやまぁ、もうなんでもいいですよ…』
こんなに広くて多い部屋数の中からよく私を探し出せたな、と思ったがゾムさんも昔はここに住んでいたのだと思い出した。ずっと昔のことなのに覚えているのは体自身が覚えているせいなのだろうか。
考えたくないことを考えてしまって視線を下にずらす。なんだか複雑だ。
zm｢じゃ、俺帰るわ。｣
『え、帰るんですか。』
zm｢こんなとこにずっと居ても何れ見つかるやろ。それにそのカメラ。早く電源つけんと、怪しまれんで。俺はAの安否が確認出来たし満足やわ。｣
出ていこうとするゾムさんを呼び止めたくなった。…助けを、求めようとしてしまって口を塞ぐ。でもゾムさんはそんな私に気がついて、
zm｢心配すんな、またすぐに来る。今度はアイツらを連れてな。｣
その笑顔に、安心してしまう。
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四ツ谷抹茶(プロフ) - Alexさん» ありがとうございます…！！！そう言って頂けて光栄です、どうぞこれからも応援よろしくお願いします…！ (2019年7月16日 19時) (
レス) id: 2106793cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - とても面白かったです！応援してます！ (2019年7月16日 13時) (レス) id: 9980b2e5cf (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - かなさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました！最高言っていただけるような作品を届けることができてとっても嬉しいです…！応援まで…本当に感謝しかありません、次回作も期待して待っていただけたら有難い限りです、よろしくお願いします！！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
かな - 初見失礼します！本当に最高でした！もう最後のut先生の所は恥ずかしながら泣いてしまいましたw次は脅威の作品を見ようと思います！そしてこんな中学生の拙い文章を読んで頂けると嬉しいです。貴方様をずっと応援させていただきます！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 2f3992ceb8 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - 理香さん» コメントありがとうございます！今回の小説は憧憬というキーワードを意識して書いていたのでそういう感想を聞けて私も嬉しいです…！これからの航海もいいものであるといいなと私も思います…ここまでの応援、感謝です！次回作もよろしくお願いします！！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
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