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「ねーちゃん、こっち来て飲もうや。」
『あら、それではお隣失礼しますね。』
今日は少し変わった海賊だった。確かに人数は居るしぎゃあぎゃあ騒いでいるけれど、船長と思われる3人の口調はやけに柔らかい。威張ってたり、偉そうとかそういうのではなくて、良い雰囲気。
その中の1人に私は誘われて、隣に腰掛けた。少しだけ酒臭いが顔も良いのでよしとしよう。
割と面食いなんだよな、私。この3人全員イケメンだしちょっと得した気分。
店員という訳では無いが、私も客を選んでもいいとは思う。
zm｢ほら、俺の酒やしどんどん飲んでや。｣
『あ、はは、ありがとうございます…』
この仕事柄のこともあるのか、お酒には慣れてるつもりだった。けどそれを上回るぐらいにこの人はお酒を進めてきて、手の前がぐるぐると回転する。
イケメンだから浮かれてる場合じゃなかった…。
sho「おいコラゾム、お前何女の人にグイグイ飲ませとんねん。俺達の部下やないんやぞ。」
zm｢あ？なんやクソ平均化野郎｣
sho「女の人に迷惑かけてんとちゃうぞって言うてんねんえろ小僧」
私の前で言い合う2人。あ、この人さっきの3人イケメンの内の1人の人だ…。
アルコールが回った頭でぼんやりと考えていると、あとのもう1人の人が私に近づいてきた。
き、金髪…。この2人のイケメンとはまた違ったイケメン…めっちゃ顔が良い、かっこよ…。なんだか見惚れていれば急に謝り出す。
kn「すんません。フラフラしません？大丈夫ですか？」
『あ、大丈夫です、ご心配なさらず』
kn「その割には顔あっかいですよ…？ウチの船長がご迷惑をおかけしました。」
『平気です。…でもまぁ悪いと思ってくれてるなら、またここに立ち寄ってください。私からも歓迎しますし。』
オーナーに言われたさり気ない宣伝。こういうのももう身についてしまった。こんな風に使うのは申し訳ないが、どうか許して欲しい。
苦笑を浮かべると目の前の男性は優しく笑ってくれた。
kn「おいそろそろ戻るぞ。」
sho「はぁ？何お前が指揮とってんねんイキってんとちゃうぞ糞狂犬チワワ」
kn「糞は否定せんわ」
zm「あ、ねーちゃんまたなぁ〜〜」
sho「うわコイツ酒臭」
緑色のスカーフを付けていた人は私に手を振って、船員全員を連れてお店を出ていってしまった。なんだか嵐が過ぎ去ったようだ。
「…片付けして上がろっか。」
『…はい。』
オーナーはそんな私に気を使って、そう言ってくれた。
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四ツ谷抹茶(プロフ) - Alexさん» ありがとうございます…！！！そう言って頂けて光栄です、どうぞこれからも応援よろしくお願いします…！ (2019年7月16日 19時) (
レス) id: 2106793cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - とても面白かったです！応援してます！ (2019年7月16日 13時) (レス) id: 9980b2e5cf (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - かなさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました！最高言っていただけるような作品を届けることができてとっても嬉しいです…！応援まで…本当に感謝しかありません、次回作も期待して待っていただけたら有難い限りです、よろしくお願いします！！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
かな - 初見失礼します！本当に最高でした！もう最後のut先生の所は恥ずかしながら泣いてしまいましたw次は脅威の作品を見ようと思います！そしてこんな中学生の拙い文章を読んで頂けると嬉しいです。貴方様をずっと応援させていただきます！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 2f3992ceb8 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - 理香さん» コメントありがとうございます！今回の小説は憧憬というキーワードを意識して書いていたのでそういう感想を聞けて私も嬉しいです…！これからの航海もいいものであるといいなと私も思います…ここまでの応援、感謝です！次回作もよろしくお願いします！！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: e084f888fc (このIDを非表示/違反報告)
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